総合型地域スポーツクラブの価値を出し切る方法②
総合型地域スポーツクラブ マネジャーの上杉健太です。現在マネジャーを務めている一般社団法人たかぎスポーツクラブを12月いっぱいで退職し、自ら総合型地域スポーツクラブを立ち上げようと動いております。
こちらのマガジンは、まだ決定していない内容をリアルタイムでお届けしている為、全文は有料で公開させていただいております。
今回は、前回に引き続き、私が考える総合型地域スポーツクラブの価値を出し切る方法へのチャレンジについてお話します。
【現在のクラブをやめる理由はこちら↓】
https://note.com/kenta_manager/n/ne9139b1aab73
【新しい候補地についてはこちら↓】
https://note.com/kenta_manager/n/n6d17c2a68ef0
【総合型地域スポーツクラブの価値を出し切る方法①はこちら↓】
https://note.com/kenta_manager/n/ne528b6b6d4d9
簡単に前回の振り返りで、総合型地域スポーツクラブの価値をお伝えすると、『多様性』『マルチ(複数)性』『流動性』の3つだと考えています。
『多様性』は、多世代・多種目・多目的を主に表していて、多くの人のニーズに応えられるたくさんのメニューがあること。
『マルチ性』は、色々なクラブのメニューがある中で、1人1つの種目を選択するのではなく、複数の種目を同時にやったり、複数の世代が一緒に活動することで総合型地域スポーツクラブの真価が発揮されるということ。
『流動性』は、とはいえ”マルチ”がなかなか実現できなくても、1つの種目をやめたらクラブ内ですぐに次の種目に流れることができること。
これの内、特に『マルチ性』を高めるうえで、ネックとなることがあります。それは、『スポーツは1つに絞るべきだという文化』です。サッカーをやる人はサッカーだけをやるべきだ。野球をやる人は野球だけをやるべきだ。そう思い込んでしまう、日本に根付いている文化です。最近ではだいぶ変わってきましたが、まだまだ根深いと思います。
いや、もしかしたらこれは”子育て”全般に言えることなのかもしれません。子どもの「おもちゃ買って~」や「お菓子買って~」に対して、かなり多くの親が、「じゃあ1つだけね」と言っているような気がします。私もほとんどの場合、「1つだけ」と言っていると思います。よく考えたら、別に2つ買ってあげてもいい気もするのですが、『1つ』に絞らせようとしてしまう。
私たち日本人には、「もったいない」という精神が根付いていますよね。もしかしたらその精神が影響をしているのかもしれません。厳密に言うと2つのものを1番好きになるということはありませんから、必ずどちらかが1番でどちらかが2番になる。もしそれが同じ値段のものなら、当然1番好きなものを買った方がコスパが良いということになり、2番目を買うと”もったいない”と考えてしまうのかもしれません。いずれにせよ、まだまだ1つに絞ろうとする文化は残っています。
(複数種目をやると運動能力が高まるという話は一般的になっているし、仕事についても副業をする人も増えてきているので、『1つに絞る』という文化はこれから小さくなるはず)
というわけで『マルチ性』の高い総合型地域スポーツクラブを目指したい私は、ここをクリアしにいきたいと思っています。そこにチャレンジしてみたい。”2番手”のスポーツをやることを勿体ないと思わないようにする。その為に私がやろうとしているのは・・・・
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総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5