改めて学習プロセスについての確認。

 どうも!上杉健太です。
 埼玉県富士見市の総合型地域スポーツクラブの代表をやったり、スポーツ推進審議会委員をやったりしながら、生涯スポーツ社会の実現を目指して活動しています。ピクミン4、完璧にクリアしました。
 さて今日は、『学習プロセス』というテーマでお話したいと思います。とある出来事があり、改めて学習プロセスの正しい順番のようなものを感じたので共有させていただきたいと思います。


 結論から言うと、僕が仮結論として持っている効果的な学習プロセスは以下のような感じです。

  1. 何かに興味を持つ

  2. 興味に従ってやってみる

  3. 自分の中から湧き上がって来た目標ができる

  4. 目標と現状のGAPに気が付く

  5. 学習する

  6. GAPが埋まり、目標に近づく

 総合型地域スポーツクラブをやっていると、色々な場面に出会います。指導者として子供を指導することもあれば、大人を指導することもありますし、指導がないスポーツ現場(※ふじみスポーツクラブの場合はサークル)で一緒にプレーを楽しむこともあります。実に様々です。でも、どんな場面だろうと、僕たちは学習をする生き物だと思います。指導があろうがなかろうが、人は何だかんだで成長や上達を望んでいると思うし、その過程に必ずあるのが学習というものだと思います。

 コーチとして指導にあたると、どうしても”学習ありき”になってしまうことがあります。上記6ステップの1~5をすっ飛ばして、いきなりこちらから押し付けた学習をさせてしまうということです。これは全くもって理想的ではないのですが、週に1回、1時間とか1時間半しか会えない人たちに何かをしてあげたいと思った時に、色々を省略して、”分かりやすい価値っぽもの”を提供したくなってしまうんです。これが行き過ぎてしまうと、会員とコーチの間に大きなGAP(目的や意識の差)が生じてしまい、何だか変な雰囲気になってしまったりします。

 本当は、会員側の興味を満たすことが最優先で、そこから生まれた課題についてコーチは何かをしてあげるべきなのですが、その課題の顕在化というのはなかなか時間がかかるものですから、どうしてもすっ飛ばしたくなってしまうんです。きっとこれは学校教育でも同じような課題意識を持つのではないでしょうか。興味関心は何よりも大事だけど、それを待っていてはカリキュラムが進まない・・・と。しかも、仮にみんながバラバラなものに興味関心を持ったところで、それに対応した指導は約束できないですから、結局は指導者(先生やコーチ)がある程度興味関心を”つくり”、それに基づいて活動を行っていくというのが現実です。もどかしさが残りますが、リソースの問題で仕方がないというのが多くの現状だと思います。分かりやすい価値を求めるニーズも存在していますしね(;^_^A

 でも、理想はやはり目指すべきでしょう。僕としては、先ほどの6ステップをなるべくちゃんと踏むようにやっていきたいと思っています。改めてそう思ったエピソードをご紹介しますね。


ここから先は

2,275字 / 1画像
総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5