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種目の増やし方
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている上杉健太です!
総合型地域スポーツクラブといえば『多種目』が特長の1つですが、今回は私が現在マネジャーを務めている一般社団法人たかぎスポーツクラブがどうやって種目を増やしてきたかをまとめてみたいと思います。
たかぎスポーツクラブの全種目の紹介
まず最初に、たかぎスポーツクラブが現在行っている種目数についてご紹介しておきます。
全20種目/44クラス-5講座
※「講座」は一般のかたも受講可能な事業です。
※設立時のオリジナル種目は、フットサル、健康体操、リトミック、リズムボクシング、フラダンス、陸上競技、ヨガです。
❶テニス部門(2種目/12クラス-2講座)
テニス(11クラス-2講座)/スポレック(1クラス)
❷フットサル・サッカー部門(2種目/7クラス)
フットサル(5クラス)/サッカー(2クラス)
❸健康部門(3種目/5クラス)
健康体操(3クラス)/太極拳/卓球
❹総合教育部門(4種目/6クラス-1講座)
コーディネーショントレーニング(3クラス)/学習/英会話/スポーツ広場(不特定種目)/リトミック(1講座)
❺リズム・ダンス部門(4種目/6クラス-1講座)
ダンススポーツ(3クラス)/ヒップホップ/リズムボクシング/フラダンス(1クラス-1講座)
❻陸上競技部門(1種目/3クラス)
陸上競技(3クラス)
❼ヨガ部門(1種目/2クラス)
ヨガ(2クラス)
❽クリエイト部門(2種目/1クラス-1講座)
ICT/絵画(1講座)
❾バドミントン部門(1種目2クラス)
バドミントン(2クラス)
種目の増やし方
では次に総合型地域スポーツクラブに種目を増やしていくにはどのような方法があるのかを、実際にやってきた事例をもとにご紹介していきます。
A.自分で指導する
まずは何と言っても自分で指導する。自分とは誰のことを指すのかと言われれば、これを読んでいるあなた自身のことかと思います。あなたがマネジャーならマネジャーが指導をする。あなたが会員なら会員が指導者となる。要するに、クラブに種目を増やしたいと思っているクラブ関係者本人ということですね。新しい種目をやりたいと思っている本人が指導者になっちゃうということです。これは圧倒的に手っ取り早いし、自分がやりたいことをそのままやるので、精度が高い。あ、この場合の精度とは、指導の質の話ではなく、企画実行の精度のことです。こういう活動がしたいというものを、そのまま実現できる可能性が高い。また、指導の質が足りないと思えば、自分の意思次第で改善できるので、改善行動が早く確実に起こせます。
私自身はこのやり方で、「テニス」「学習」「コーディネーショントレーニング」「スポーツ広場」の各活動を立ち上げてきました。
クラブ設立時にはなかったテニスが、今では完全にクラブの柱となったのは、私の意思を乗っけやすかったことが要因の1つだと思っています。
B.依頼する
まずは自分でやれないかを考えるといいのですが、それでも何から何まで自分ではできません。となった時に考えるのが、『人にやってもらう』です。自分でできなきゃ人にやってもらうしかありません。
そして人にやってもらうパターンは2つあって、まずはやりたいことは決まっているけど、実行する指導者やメンバーがいない場合です。この場合は適任者を見つけて依頼するというのが王道だと思います。うちのクラブの場合は、「どこかにこの種目の指導ができる人いないかな」となったら、とにかく色々な人に相談をします。すると、「あそこに指導できそうな人がいるぞ」といった情報が必ず入ってきます。そこから本人と交渉してやってもらえるようにもっていくというやり方です。全くそういった情報が入ってこなかったら、募集をかけるしかありません。「●●の指導者募集!時給×××円!」みたいに。
うちでは、太極拳、健康体操、英会話、リトミック、バドミントン、ヨガ、卓球、フットサル・サッカー、フラダンス、リズムボクシング、ヒップホップがこれに当たります。
これのメリットは、自分のパワーを使わずに種目を増やすことができること、自分とは違ったやり方の指導者が入ることでクラブに多様性が生まれることなどがあります。一方では、クラブの理念やコンセプトとの不一致なども起こりやすくなります。
C.受け入れる
最後のやり方は、受け身です。
クラブをプラットフォームとして指導者や会員に利用してもらうやり方で、具体的には「●●の指導をやりたいんですけど、教室開かせてもらえませんか?」といった指導者と交渉して受け入れるということなんです。クラブが毎年毎年新しい種目を増やしていて、ホームページやパンフレットで新しい種目の指導者を募集していると、自然とそういった指導者が現れます。
うちでは、陸上競技、テニス、ダンススポーツ、絵画などがこれにあたります。
これの良いところは、まず指導者の熱意や指導レベルが基本的には高いことです。自らがアピールしてきてるので、そもそも自信がある人たちが来ますから。また、先方がやりたいことを実現しようというのだから、報酬などの交渉が強気でいけるというのも、クラブマネジャーとしてはメリットとして感じています。こちらから依頼する場合だと、どうしても赤字リスクを抱えることになって、場合によっては継続が困難になることもありますから。一方では、依頼するパターンと同様、クラブの理念やコンセプトと乖離してしまう可能性があります。自ら提案してくる分、こだわり等も強いので、そうなる可能性はこちらから依頼する場合よりも高いと思います。もちろんそれは、指導の質との表裏なので、一概にデメリットというわけではありません。
まとめ
こうやってみると、種目の増やし方は結構シンプルですね。
私のお勧めは断然、Aの自分でやる、です。しかもそれを、マルチにやる。つまり、複数種目でやる。そうするとかなり効率的な経営ができると思います。名付けてマルチコーチ。略してマルコ。マルコがいると、一人でいくつもの種目を持つことができますし、何かと便利です。専門家もいいですが、”マルコ”もいいですよ!
どなたかの何かの参考になれば幸いです。
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