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欧州最果ての地で思うこと


ポルトガルのロカ岬へ来た。
ここはユーラシア大陸最西端の地。

『ここに地終わり海始まる』

この言葉が刻まれたこの岬から、
多くのポルトガル人が未知の大海原へと
乗り出したのは15世紀のこと。
そこから大航海時代が幕を開けた。
多くのポルトガル人が
まだ見ぬ黄金の国『ジパング』を目指して
船を出した。

見渡す限り続く大西洋。

スコットランドを去るまで、あと1ヶ月。
その節目に、この地を訪れた。

かつて、ポルトガル出身の探検家
フェルディナンド・マゼランはこう言ったそう。

「海は危険で、嵐は恐ろしい。
しかし、それが陸にとどまる理由になったことはない。」

ポルトガルの探検家 フェルディナンド・マゼラン
世界一周航海を指揮し、航路開拓に貢献した。


前人未到の世界一周航海に挑戦した彼は
どんな思いでこの言葉を残したのだろう。

僕は個人的にこう解釈している。

挑戦にリスクはつきもの。
続ければ、困難や逆境(嵐)は必ずやってくる。
ですが、それを理由に挑戦をやめていいわけじゃない。

むしろ、覚悟を決めて真正面から向かう。

その先にこそ、大きな成長があるはず。
大志を抱き、行動を起こす者にこそ
チャンスは訪れる。

僕はこのマゼランの言葉を大切にしている。

僕が来年プレーするチームは
まだ一切、決まっていない。

日本なのか、海外なのか。
けれど、志を貫けば道は開けると信じている。

ビザ切り替えのための旅も今日で終わり。
明日スコットランドに帰る。

3月25日の帰国までの1ヶ月は
『観光ビザ』でスコットランドに滞在する予定。

観光ビザなので当然、仕事はできない。
収入ゼロ。
貯金を切り崩す日々になる。

でも、関係ない。なんとかなる。

たとえ借金をしてでも、
僕を支えてくれたクラブに尽くします。

人生、オールorナッシング

これくらいの方が
今の自分にはあっているかもしれない。

ヒリヒリする1ヶ月が始まる。
痺れるような時間にしたい。

いつも応援ありがとうございます。
忽那健太

#やるかめっちゃやるか

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