餅は餅屋、リモートインターンはリモートワーク屋【前編・事前準備と当日ワーク】

今年はコロナ禍により、多くの企業がオンライン形式でのインターンシップ、すなわちリモートインターンの開催を強いられています。
就職活動をする学生が「参加して良かった!」と心から思えるリモートインターンとは、如何なるものか。

先日、株式会社LASSICさんのリモートインターンに参加しました。LASSICさんは「~鳥取発~ ITで、地方創生」を掲げる、ITベンチャー企業です。

私は22卒として就職活動をしています、地方の理系大学院1年生です。
実際に参加したプログラムはこちら↓↓↓

大企業のリモートインターンにも何社か参加しましたが、いずれもLASSICさんには敵いませんでした。リモートワークそのものをビジネスとしている、いわばリモートワーク屋だからこそ「さすが!」と参加者を唸らせるポイントが多々ありました。
他社のイマイチ...いや、未だ手探りなリモートインターンを体験していると、LASSICさんの優れたノウハウが余計に際立ちます。参加者として感じた、リモートインターンのポイントを紹介します。

↓↓後編↓↓

一見無意味な事前面談

「無意味」とは、早速失礼な見出しですが...汗
インターン参加者を選考するための面接ではなく、LASSICさんのインターン担当者と参加者とが当日の流れ等を確認するための面談です。
事務連絡は既にslackで行われていたので、面談では特に目新しい情報は得られませんでした。自己紹介などの雑談と、slackで流れていた連絡の再確認で30分弱の事前面談は終わりました。

正直、slackの文字情報で十分代えられる内容の面談です。しかしリモートインターン当日になって、事前面談はアイスブレークとして抜群の効果を発揮します!

他社のリモートインターンでも大概、当日の冒頭で自己紹介などのアイスブレークを行います(中には自己紹介すらしない、完全に参加者同士の顔が見えない企業もありましたが)。しかし参加者同士は初対面でも、事前に担当者の顔が分かっていると、当日のリラックス感が全然違います。
あえて事務連絡自体はslackで済ませ、無駄な緊張感が排除された事前面談は、限られた時間で行うリモートインターンのパフォーマンスを最大化させます。

参加者のためになる事前課題

リモートインターン当日のワークを円滑に進めるために、事前課題が課されます。他社のリモートインターンでは事前課題と当日のワークとの内容がちぐはぐだったり、結びつきが薄かったり、課題が抽象的すぎたり、という経験があります。
LASSICさんの場合、事前連絡と、ワークシートとして配布されるpower pointファイルによって、課題の意図が明確化されていました。当日のワークに適切に反映される内容の上、「やる意味あった」と納得できる、満足感の得られる事前課題です。
さらに「インターンの事前課題」を超えて、後々就活の一環として業界・企業研究にもなるつくりです。

少人数でのグループワーク

グループワークは2人1組で行います。
多くのインターンはpower point等のプレゼン資料作成がメインのワークですが、これぞリモートインターンの最大のハードルと感じています。対面形式で壁新聞を作るインターンに参加したことがありますが、グループ内の意思疎通と資料作成の効率(常に作業全体の進捗が見える)の面で、正直これを上回るワークは無いと思っています。

ではリモートインターンでワークを最大限充実させるにはどうするか。ズバリ、少人数のグループに分けるしかないと感じています。
大人数のグループで参加者が社員さんに口頭で指示して資料を作るインターンも経験しましたが、まさに地獄絵図です。グループの意見がまとまらない上、資料のクオリティは社員さんの能力に制限されてしまいます。

少人数グループを多く設ける際、参加者同士の意思疎通は円滑になる反面、社員さんと参加者とのコミュニケーションが希薄になる不安があります。LASSICの社員さんは定期的にグループを巡回し、質問にもすぐに回答して下さいます。
社員さんの手厚いサポートを受けられるのは、ベンチャー企業のインターンの強みかも知れません。常に社員さんの監視下に置かれるより、参加者に責任感が芽生えワークの質も向上します。

リモートワーク屋こそのノウハウ

以上で紹介したリモートインターンのポイントは、LASSICさんがコロナ禍以前から自社の事業で培われてきたノウハウに基づいていると推測しています。

リモートインターンは私のような地方の学生が「地方のハンディキャップ」を乗り越え全国へ活動の場を広げるために不可欠です。多くの企業が創意工夫を重ね、企業と学生双方の利益になるリモートインターンが社会に定着することを願っています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました! ぜひ、またお立ち寄りください!有意義な時間を過ごしていただけるように精進します^^