餅は餅屋、リモートインターンはリモートワーク屋【後編・振り返りと定着】

今年はコロナ禍により、多くの企業がオンライン形式でのインターンシップ、すなわちリモートインターンの開催を強いられています。
就職活動をする学生が「参加して良かった!」と心から思えるリモートインターンとは、如何なるものか。

株式会社LASSICさんのリモートインターンに参加して感じた、リモートワーク屋だからこそ参加者を唸らせるノウハウを考察しています。
前編では事前準備と当日のワークについて分析しました。

↓↓前編↓↓ 

後編では、インターンシップとして最も重要であり最も企業間の差が出ると感じる、インターン後のフォローについて紹介します。

当日の振り返りはペアを交換して

2人1組で進めたワークの最終発表を終えた後は、他のチームとペアを交換して反省タイムへ。
リモートインターンで欠けがちな参加者同士の横の繋がりが確保され、学生へのきめ細やかな気配りを感じます。社員さんからは勿論、参加者の目線からもフィードバックを得られるのは、とても貴重です。

slackで参加者同士の横の繋がりも確保

LASSICさんのリモートインターンでは、開催日ごとにslackのワークスペースが存在します。前編でも紹介したように、slackが事務連絡やファイルの送受信に使われます。
加えて、slackのダイレクトメッセージ機能を使えば、インターン当日/開催時間外でもコミュニケーションが可能です。

振り返りシート&振り返り面談

インターンで学んだことをシートに書き出し、それを元に後日面談を行います。事業内容の理解など、薄っぺらい内容ではなく、参加者の課題を洗い出すための振り返りです。
振り返り面談(的なもの)を行う企業は多々ありますが、ここまで自分のためになると実感できることはありません。

まとめ

本稿で紹介したリモートインターン後のフォローは、他社のインターンでは全く経験しませんでした。しかし、インターンの成果を生かすも殺すも、その振り返りに懸かっているはずです。

リモートインターンに「参加してよかった!」と思えるか否か
その違いは次の2点に集約されると考えます。

①社員さんの丁寧なフォロー
 (事前面談、ワーク中の巡回、振り返り面談)
②参加者の横の繋がり
 (slack、zoomのブレイクアウトルーム等を駆使)

参加者への非常に丁寧なサポートは、LASSICさんがコロナ禍以前から自社の事業で培われてきたノウハウに基づいていると推測しています。

リモートインターンは私のような地方の学生が「地方のハンディキャップ」を乗り越え全国へ活動の場を広げるために不可欠です。多くの企業が創意工夫を重ね、企業と学生双方の利益になるリモートインターンが社会に定着することを願っています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました! ぜひ、またお立ち寄りください!有意義な時間を過ごしていただけるように精進します^^