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日本人の主食「米」 生産現場の声は…
こんばんは。皆様いかがお過ごしですか?
日本列島には、最強寒波が!
外はめっちゃ風が強くて、とっても寒い!
雪の多い地域にお住まいの方は、ご苦労されていることと思います。怪我にはくれぐれもお気をつけください。
さてさて、今日はお米について、少し記事を書いてみようと思います。
最近、物価高騰で様々なものの値段が跳ね上がっておりますが、特に注目さている品目の中に「お米」があります。
少し前に比べると、2倍以上に値上がりしている所も珍しくはありません。さすがに一気にこんなにも値上がりすると動揺しますよね。
なぜこんなにも値上がりしているのか。それはもう沢山の憶測が飛び交っているので、なにが正しい情報なのかを突き止めるのはとても難しいくらい…。
でもこれだけは言えます。
中小規模の米農家はこれまで
【赤字をつくりながら】
お米を育てていました。
私の耕作している地域のおじいちゃん、おばあちゃんの口癖は
「農業は儲からんけんなー。機械が壊れたらもう辞めじゃ。」
この言葉を何度も聞いてきました。
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原油価格の高騰は、農業の分野にとても深刻な影響を与えています。農薬や化学肥料の高騰です。前年比でいうと、1.5倍~2倍以上の変動になっています。
農産物の価格は適正か? 2023年の農業所得を徹底調査<普通作経営編> | 農業利益創造研究所
2023年、岡山県産コシヒカリ、1等米のJAの買い取り価格は1俵(60kg)が10,000円弱でした。1kgあたり167円程度。(今じゃ白米1キロ650円くらいで売られてますね💦)
では、この60kgを生産するのに必要な経費はどのくらいでしょうか?
~10aあたりに必要な経費~
↓
種苗費 ¥6000~18,000
堆肥及び肥料費 ¥15,000
農薬 ¥8,000
燃料 ¥6,000
作業委託費 ¥60,000
水利費等雑費 ¥13,000
合計 ¥108,000〜120,000
10aで10俵(600kg)収穫出来たと仮定しても
※実際はこの数値まで上手に育てられる農家は、あまりいません。
60kgあたり10800円~12000円
の費用が必要になります。
参照させて頂いた記事は2023年に書かれたモノですので、昨年は農薬や肥料の値段が上記の1.5倍ほどかかっていてもおかしくはありませんね。
なので、高齢のおじいさんたちは
年金を崩してお米を育てているとおっしゃってました。
どうしてそこまでして、お米を育て続けるのか。
それはやはり
「昔の方が苦労に苦労を重ねて農地を切り開き、耕作を続けてきた文化を守りたい。途絶えさせたくない。」その想いだと思うんです。
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これまで安価に、そして当たり前に食卓に並んでいたお米は、こうした方々の献身的な苦労の上に、実現していた。
これを少しでも多くの方に、考えていただきたい。令和のお米騒動を皮切りに、生産現場にあと少し、心の目が向かうようになればいいなと思います。
今回はこのあたりで!
次回はもう少し、この記事について掘り下げていきますね!
※ひなたファームでは、農薬や肥料を使用せずお米を育ててきましたので、今回の記事は、ネットの情報を中心に数字データを記載しました。あしからず。