映画レビューvol.1 「劇場」
皆さん、こんばんは。
沖縄で学生をしている池宮健太です。
今日は、映画を観てきました。タイトルにある通り、映画「劇場」です。これはピースの又吉直樹さんが書いた小説が原作の映画です。
昨日の投稿では、本を読んだ感想についても書いていくという事を書きましたが、本のレビューより先に昨日の投稿に記述の無い映画のレビューが先になってしまいました。あ、もちろん原作の小説も読みましたよ。先月ですかね。
という事で、思いついた事はどんどん書いていこうと思います。ので、よろしくお願いします。
前置きが長くなりましたね。ここから映画「劇場」について書いていこうと思います。
まず、全体を観た感想はクライマックスが予想を遥かに越えた素晴らしいシーンだったという事です。この映画のハイライトと言っても悪くないと思います。もちろん、クライマックスが素晴らしいシーンになったのは観客の心を揺さぶる準備をさせたそれまでのシーンの素晴らしさがあっての事ですよね。これをとても感じました。
内容を詳しく言ってしまうとまだ観ていないかたにはネタバレになってしまうので、詳細については伏せつつ話していこうと思うのですが、とにかく主人公とヒロインの心情を思うともどかしくてもどかしくて、スクリーンの前で何度顔を歪めたことか。
というのも、主人公が一般的に行くところのクズ感のある男で、それを支えるヒロインが無邪気で素直で優しくて。ヒロインのことを思うとムカついたり、苦しかったりしますね。でも、私自身生業としている訳ではありませんが物書きをしているので主人公の気持ちも分からなくは無いわけですよ。
主人公が抱える葛藤や苦しみ、ヒロインの優しさと抱える想い。これらが交わってあの切ない世界が生まれてしう事に対して少しの苦しさを感じました。
できることなら物語の中の彼らと話をして苦しみを少しでも軽くしてあげたいなんておこがましいですが思ってしまうほど引き込まれました。
この作品を観ることが出来て、あの苦しみや切なさを感じた今は、観る前の自分より人に優しくなれそうな気がします。そんな作品でした。
私は原作も読んだ上での映画鑑賞で、ある程度ストーリーは頭に入った中で観ていたので他の人よりは切ない気持ちにならずに済んだのかななんて思います。もしかしたら原作を読んでない方が観ると私以上に感じるかもしれません。どちらを選ぶかはお任せします。
ただ、どちらが先でも確実に改めて自分と向き合ってみようと思える作品だと思います。
ちなみに私は自分の将来についてや過去の恋愛について思いを馳せました。そして、まだまだな人間だなと。
少し余談もありましたが、本当に素晴らしい作品です。芸人というステージに立っている又吉さんだからこそ深みが出せた作品なのかもしれません。
映画では映像はもちろん音楽などでも登場人物の気持ちが表されていたりしますが、小説の方では文字情報でそれを表していて、力強いようなあるいは脆いような掴みどころが無くて一方で情景がまざまざと思い浮かぶ表現が至る所に散りばめられているので、是非小説の方も読んでみては如何でしょうか。
という感じで、長々と語ってきましたが如何だったでしょうか。これからも皆さんが映画を観たくなるような、本を読みたくなるようなレビューを書いていけるよう、続けていこうと思うので、是非お越しください。
映画「劇場」を観ると、過去1好きだった子との恋愛を思い出してあの時の自分の不甲斐なさを改めて感じたので、いつか私の過去の恋愛について、私の恋愛観についても書ければと思います。何事もそうですが、恋愛も100人いれば100通りあると思うので私の失敗なんかも皆さんの学びになればな〜なんて思っております。
それでは、今回はこの辺で。
また書きます。
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(アニメの次回予告風)