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THE BACK HORN【珠玉の10曲】
皆さんTHE BACK HORNというロックバンドはご存知でしょうか。
ロック好きでしたら「知っているよ!」という方いると思います。多くのフェスに出演し、「コバルトブルー」「罠」「美しい名前」が有名です。
僕は、15歳の頃に中学の先輩がバンドでカバーしているので試しに「声」を聴いたら一目惚れ?一聴惚れ?し、お小遣いを全てバックホーンのCDにつぎ込みました。好き過ぎて中学校にひっそりウォ―クマンを持ち込み、バックホーンを聴きながら登下校する程でした。
そんな、そこそこバックホーン好きな僕がTHE BACK HORN【珠玉の10曲】をご紹介いたします。
まず、1曲目 初めての呼吸で
シングル「初めての呼吸で」アルバム「太陽の中の生活」収録曲。以前の人生を変えた10曲でも紹介させて頂きました。口数は少ないのだけれど、心は通じ合ってる友達と居酒屋で飲んでいるような曲です。
お気に入りの歌詞が
疲れ果てて 泣くだけ泣いて
死んでやると飯を炊きながら
日々を越える
日常の気だるい感じをそのまま歌にした1曲です。聴き終わった後、何も残らないけど聴いて良かったなと思えます。
2曲目 生命線
シングル「生命線」アルバム「イキルサイノウ」収録曲。このアルバムを象徴するような1曲でもあります。「生」と「死」の両方を力強く描き、バックホーンの伝えたい事が存分に詰まっています。
お気に入りの歌詞が
線路の冷たさに触れて初めて 自分の体温を感じた
必死で燃えている赤い命が
「生きていたい」と確かに告げた
2番の歌詞で人間の生きているからこそ感じられる「体温」をバックホーンらしく描写しています。何か死んでしまいそうな日に聴いて生きる力を貰っています。
3曲目 自由
アルバム「ㇼヴスコール」収録曲。前半の「自由に縛られた」感じから後半は「何からも解き放たれた、これこそ自由だ」。そんな感じの解放感に包まれる1曲。
お気に入りの歌詞が
子供の頃描いた色とりどりの世界 空は虹色 鯨が雲の隙間で泳いだ
画用紙をはみ出て床や壁に続く物語
大人たちが子供らしいと褒めてくれたから
子どもの絵はわりと不自由だ 大人の絵はわりと自由だ
俺はどうなんだ?
変換ミスや言い間違いや 思いつきや無駄の向こうに
無限の宇宙が広がっている気がした
長くなってしまいました、、が!ここを伝えるのに全部入れたかったからです。子供の頃って「子供らしい」って褒められる事を期待してそれっぽい絵を描くこと、そういえばあったなって。果たして今現在の自分はどちらなんだ?と問いただしてくれて、無駄にこそ自由があるって教えてくれる。そんな曲です。
4曲目 その先へ
シングル「悪人/その先へ」アルバム「運命開花」収録曲。バックホーンの名刺代わりの1曲です。バックホーンの歴史、バックホーン節、これからの意気込み。全て詰め込んでいます。
お気に入りの歌詞が
あの夜ひとかけら 君のポケットに残っていた
ちっぽけな希望が 今も俺を支え続けている
個人的な回想ですが、僕らオーディエンスからしたらあの日のバックホーンのライブの光景が今も自分を支えてくれている。バックホーンからしたら、いつものライブがバックホーン自身の支えになっている。そんな勇気のなすりつけ合い(良い意味で!)を感じます。
ラストのサビで頻りに「その先へ」「共にゆこう」「何処までも」と投げかけている様に新しい世界へバックホーンと共に踏み出そうと手を引っ張ってくれている気がしてます。
5曲目 アカイヤミ
アルバム「人間プログラム」収録曲。グロテスクだけど見たくなるものってあるじゃないですか?グロテスクだけど聴きたくなるそんな1曲です。
お気に入り?の歌詞が
ネズミのめりこんだ アスファルトふみつけて
イカれた女を殺し屋は抱きよせる
ーーーーーーー
戦争を知らない僕達は毎晩暴力に口づける 流れ出る赤い血が
優しくて許されぬ 流れ出る赤い闇が
優しくて許されぬ 優しくて許されぬ
情景を思い浮かべるだけでちょっと虫唾が走りますよね。これを演奏している時のバックホーンはタガが外れておかしくなってしまったんじゃないなか位、狂気の嵐になります。曲全体にギターのハウリング音が散りばめられて不気味な雰囲気が漂い、初心者には少々灰汁の強い曲です。
6曲目 いつものドアを
アルバム「ㇼヴスコール」収録曲。何気ない事だけど突然怖くなり怖気づいてしまうことって偶にありますよね。それをいつも何気なく開けているドアの前に立ちすくむ様子が描かれています。
お気に入りの歌詞が
あなたの咳の音 その咳と咳の間の沈黙に耐え切れず
僕は震えている
この世の外側に 無限の外側に 落っこちる感じ
いっそ殺してくれないか
何か一緒にいて辛い空間で咳の間すら首を絞められているような切迫感。こんな場所にいるなら殺された方がマシ。聴いていて歌詞の分かりみを深く感じ、何となく胸が苦しくなる曲です。
7曲目 太陽の花
アルバム「カルぺ・ディエム」収録曲。「声」に次ぐ、これぞバックホーン流和ロックを炸裂させる1曲。熱情、刹那、歌詞の美しさ。最新アルバムということもあり今現在のバックホーンの良さを全て注ぎ込んだじゃないかくらい完成度がパナいです。
お気に入りの歌詞が
涙 涙 今拭い去れ 太陽の花が色付いて
君が 君がまだ辛いなら
何度でもこの手伸ばすから
最近のバックホーンの寄り添って一緒に泣いたり笑ったりしてくれる、そんなイメージを歌詞にしています。MVのボーカル山田さんの「何度でもこの手伸ばすから」の所で、力強く手を差し伸べてくれる所で号泣しました。夏と秋のちょっと冷たい風を浴びながら感傷的になり聴きたい曲です。
という訳で後の3曲はYouTube【信州と僕、松本と僕】で紹介します。
7/17くらいにアップする予定なので是非とも見に来てください!
また、今回紹介した曲のプレイリストをスポティファイの方でまとめましたので⬇️から良かったら聴いてみてください。バックホーン沼に注意です!
https://open.spotify.com/playlist/6AVteInjfDhFFoUaFVAlYn?si=XAB7KrzNQ2y3OJBB2chG1A
最後までお読みいただきありがとうございました。