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「個として生きること」について

7年間勤めていた財務省を退職し、今年起業しました。

このnoteでは、組織から飛び出し、個として生きることを選択した自分が、なぜそうした選択をしたか、今何を考え日々行動し、どのような方向に向かおうとしているかを振り返りつつ、自分が日々感じる社会についてのあれこれを、気ままに語りたいと思います。

簡単に私のプロフィールについて触れると、私は長野県飯田高校を卒業し、東京大学法学部に進学、その後財務省で日本経済・財政全体や世界経済をマクロに考える仕事を経験させていただきました。特に、最後在籍した主計局法規課において、日本の意思決定構造を大きな文脈でマクロに観察し、なぜ日本社会はこのように停滞しているのかについて法制度・構造上からの自分なりの答えを得るに至りました(しかし、解決策を得るまでには至りませんでした)。

その後、2年間イギリスに留学する中で、自分の価値観が大きく転換し、起業という選択をしました。

財務官僚がその職を辞し、起業するというケースはほぼ無く、私は非常に珍しいケースです。周りからは「なぜ一生安定した給与と地位が確約されたキャリア官僚の地位をなげうって、リスクが高い起業をするのか」と怪訝な目で見られることもあります(特に日本社会)。これに一言で答えれば、「個として、事業家として生きる方が、世の中により良いインパクトを与えられると思ったから」です。そして、それは、官僚としては解決策を見つけられなかった、日本社会をより良くするための自分としての方法でもあります。

どのような社会であっても、社会を作るのは、「意志ある個」であって、自分も「意志ある個」として、自由に動きながら、自分の頭で考える最善のことをやっていこうと思っています(幸いなことに、テクノロジーの発展が、こうした「意志ある個」が活動しやすい環境を提供し始めています)。

まだ起業してから数ヶ月ですが、私が日々感じる、日本社会の問題や社会をより良くする方法について、今後様々な視点から書いていきたいと思います。

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