「金」と「藝術」のコミュニケーション
どうも、藝術家のライフコーチ&ビジネスプロデューサー松浦玄侍です。
藝術家というのは世界に新しい視点(パラダイム)を投げかけて、既存認識に疑問を起こさせる存在だと思っています。
新しい問いを投げかけるためには、藝術家自身の哲学が不可欠です。
そして、練り上げた哲学を織り込んだ自己表現を生業にしていくためには、「マネー」との付き合いが不可欠です。
藝術家がいかにして、制作に没頭するためのお金を手に入れていくか?
という点を日夜研究している私ですが、スーパーフラット、ロンサム・カウボーイなどで世界的に有名な藝術家、村上隆さんの「藝術起業論」に超パンチの聞いた一節があったので、ここで紹介しておこうと思いました。
今回の記事はほとんど、村上さんのこの主張の紹介になりそうです。
村上さんは、日本でのフラストレーションを解決するために、日本を離れてアメリカにわたり、自身の藝術活動で世界的な評価を得ました。
その後に、さらに大きな問題を発見したと言います。
それは
「コミュニケーション」の本質に迫っていくに至る厳然とした「壁」
であったと言います。
そこからこう綴られています。
私の解釈では、
「人と人が理解し合えない点」を簡単に超えるツールが「マネー」なのだが、「マネー」を持ってしても理解し得ない、むしろ「マネー」があるからこそ、見なくてもよいとされている「業」の最新部。そこに分け入って、紐解いて、まだ言語化されきっていない「答え」を見出して、鑑賞者に見えるようにすることが藝術である。
ということを言っているのだと思います。
さらに、村上さんは、こう続けます。
「マネー」が抱いている黒く、見えづらい業の正体を明らかにするためには、「マネー」と付き合いながら、「マネー」そのものを解体していく必要がある。ということだと、私は理解しました。
さらには、こう綴られています。
「マネー」の正体とは何なのか?
それをつまびらかにして、大衆に開くことこそが真の藝術である。
そういうことを言っているのだと、私は解釈しています。
そして、「マネー」の正体を突き止めるには、マネーを手にする必要がある。
そこから逃げずに向き合い、「マネー」の奥にある、「源泉の正体」を可視化することが、藝術家が果たすべき至高の役割なのだということ。だと思います。
この「藝術起業論」は2018年に書かれたものなので、コロナ禍以前の村上さんの視点になりますから、社会情勢が変わっている現時点(2024.6)ではまた違った意見になり得ている可能性もあります。そこも興味深いですね。
ただ、現時点では、まだ資本が世の中の力を握っている状態ではあるので、藝術家がお金を得て、「業の正体」に向き合い続けていく、という役割は終わってはいないと思います。
引き続き、現代という時において、磨き上げられた哲学を表現する藝術家の支援をするために、
私自身の哲学も磨き上げ、「マネー」に対する本質的な視点も深めて、
「マネー」の奥にあるであろう
「全てを削ぎ落とした美しさ」
を追求していこうと思います。
ではまた!
(ちょっとでも「面白いな」「いいね」と思ったらスキ♡タップ、フォローお願いします!)
※追伸
芸術家を応援するメルマガを始めました!
藝術的に生きるきっかけを生み出す考え方
やりたいことの見つけ方
アイデンティティを織り込んだビジネスの作り方
理想の人生の叶え方
真日本人の根底にある精神性
マーケティング思考のインプット
インドの暦にある宇宙のサイクルに隠された秘密
新循環社会に向けて意識すること
…などなど、藝術家が人生を美しく生きるための幅広い情報を松浦から発信していきます!
ぜひ登録して読んでみてくださいね。