独学!電気工事士2種取得ロードマップ -筆記試験編-
戸建て1号をDIYしていた令和2年8月。
「そうだ、電気工事士2種をとろう」
と思い立ち、学習開始。
令和3年1月、無事に電気工事士2種資格を取得しました!
「電気工事を外注せずに、自分で出来たらいいなー」という大家さんに向けて、
・受験した感想
・筆記試験の学習計画のたてかた
・筆記試験の学習戦略、戦術
をお伝えします!
■筆記・実技を受験した感想
問題集や参考書で勉強せずに合格できるかというと、難しいです。
ですが、ちゃんと対策をして勉強すれば受かる試験だと感じました。
・ひっかけ問題で落とす
・難しい問題を出す
なんてことはなく、「やったら受かる」試験。
僕自身は、普通自動車免許以外の資格を持っておらず、かつ地元で下から数えたほうが早いくらいの偏差値の学校に行っていたくらいの頭ですw
なので、頭が良いわけでもないですし、人より優れている点があるわけでもありません。
そんな僕でも、とれた電気工事士2種。
「勉強すれば」とれる資格です。
■電気工事士2種の試験はいつ?
2種の試験は「上期」「下期」の年2回。
令和3年の上期筆記試験は5月30日(日)です。
まずは、ここを目指しましょう!
やると決めたら、計画と戦略・戦術。
僕が実践した
・学習計画の立て方
・筆記試験の戦略戦術
をお伝えします。
■計画の立て方
試験勉強を振り返ってみて思うのは、「計画の大事さ」です。
勉強すれば受かる電気工事士試験ですが、勉強しないと受かりません。
といっても、何ヶ月も前から勉強が必要かというと、そうでもありません。
ポイントは、
「どれくらいの勉強時間を確保できるか」
僕が学習時間を確保するために実践したのは、
「電気工事士2種取得にかかった平均学習時間」
から逆算する方法。
平均学習時間から学習に必要な時間を逆算しました。
計画時間 = 必要勉強時間 + 余裕時間
式にすると、こんな感じです。
これだけだと分かりにくいと思うので、ひとつずつ解説しますね。
1.使える時間を数える
まずは、1日のなかで「どれくらいの時間を学習時間にあてられるか?」を調べます。
僕の場合、家事や育児で夜やる時間がほぼないため、
「朝活1時間と勤務開始前の30分」
を勉強時間にあてることにしました。
2.学習時間を調べる
電気工事士2種筆記試験の平均学習時間を調べてみると「最低限50時間」ということが分かりました。
僕は1発で合格したかったため、もう少し足して「70時間」を学習時間にしました。
8月上旬 申込
10月上旬 筆記試験
でしたから、試験まで「2ヶ月=60日」ありました。
60日x1.5時間 =90時間
「学習時間70時間」と比べるとまだ余裕あるから、もう少し遅く始めてもいいかな?
と思うかもしれません。
確実に学習時間を確保したいなら、次のことを考慮しておくのがオススメです。
3.できない、さぼるを考慮しておく
・急に予定が入った!
・寝坊した!
計画しても、多くの場合は計画どおりいきません。
体調を崩すかもしれないですし、どうしても外せない予定がでるかも。
なので、
だいたい2割は「できない・やらない日」がある
と仮定しておきます。
すると、計画段階で必要な学習時間は、
90時間x0.8=72時間
となります。
「できない時間」を予め学習計画に組み込んでおく、ということですね。
これを仮に、
「平均学習時間が50時間だから70時間くらいやれば、余裕っしょ〜」
と計画してしまうと、
70-18=52時間
はい、足りなくなります。
なので、
計画時間 = 必要勉強時間 + 余裕時間
とするのがおすすめ。
計画通り100%できなくていいんです。
計画変更があって当たり前。
その代わり、予め実施計画に「できない日」を加味しておくことがポイントです!
さて、計画を立てたら、次は試験合格の戦略を立てていきましょう。
■筆記勉強の試験概要
そのまえに筆記試験の概要をおさらいしておきます。
電気工事士2種の筆記試験は
* (1)電気に関する基礎理論
* (2)配電理論及び配線設計
* (3)電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
* (4)電気工事の施工方法
* (5)一般用電気工作物の検査方法
* (6)配線図
* (7)一般用電気工作物の保安に関する法令
7つの分野から出題されます。
100点満点中60点以上で合格です。
■筆記試験の戦略
「受けた人数の上位oo%が合格」
という試験ではないため、全てを完璧に覚える必要はありません。
「60点とれば合格」なんです。
試験内容としては
・毎年、出題分野ごとの配点はだいたい同じ
・同じような問題が繰り返しでる
という特徴があります。
つまり、「ある年は、電気理論から25問でた」みたいなことは過去にありません。
出題分野ごとにまんべんなく出題され、配点が大きい分野もだいたい決まっています。
なので戦略としては、
・過去問で80点以上とれるようにする
・配点が低く、かつ苦手な問題は勉強しない。
・代わりに、他の問題は取りにいく
とするのがオススメ。
僕の場合は、計算や公式暗記が必要な「電気理論」を一切勉強しませんでした。
例年の出題傾向をみると電気理論の配点は、5問10点くらい。
捨ててしまっても、他の分野でとれば受かる!
と判断しました。
結果は、70点。
決して高いとは言えない点数ですが、いいんです。
高い得点を取るのが目的じゃないですから。
目的はあくまで「合格」。
さて、戦略が決まったところで、次は具体的にどう学習したか?を解説します。
■筆記試験の戦術
僕が実践した具体的学習は、3つです。
1.テキストは1つにしぼる
学習を進めるにあたり、
電気工事士2種の市販テキストはいくつかあります。
数冊をパラパラとめくってみましたが、微妙に覚え方や解説ポイントが違います。
何冊も読むと、覚え方に迷いがでて時間を無駄にするのでは?と考え、
「テキストは1つだけにする」と決めました。
ちなみに学習したテキストはこちら。
ネット評判も良く、実際わかりやすかったです。
2.過去問は過去問サイトで解く
過去問を解くときにオススメなのが、過去問.com。
https://kakomonn.com/2shudenkikoujishi/
スマホでも解答でき、ログインすれば間違えた問題の記録もできます。
繰り返し学習にオススメです。
僕も1日のスキマ時間などに、繰り返し学習しました。
3.過去問を解くたびに点数と間違えた問題を記録しておく
最初は60点もいかないと思います。
でも、点数と間違えた問題を記録しておきましょう。
だんだんと点数が増え、どんな問題で間違えたかを残していけば、「何を学習すればいいか?」がわかってきます。
4.本番試験と同様に模擬試験をやっておく
ぜひオススメしたいのが、この方法。
テキストには、過去2回分のマークシートと問題がついています。
これを使って模擬試験をしておくと良いですよ。
試験会場では誰しも緊張するもの。
模擬試験をしておくことで、本番時も緊張が和らぎます。
実際、僕も試験1週間前に模擬試験を2回、実施。
そのかいもあって、あまり緊張せず試験に挑むことができました。
おすすめです。
まとめ
どうでしょう?学習イメージはつきましたか?
まとめると、
・学習時間を確保する
・テキストと過去問を繰り返す
・過去問で80点以上を目標にする
・配点が低く、かつ苦手な問題は勉強しない。
・代わりに、他の問題は取りにいく
何度もいうようですが、「勉強すれば受かる」資格です。
学習時間をちゃんと確保し、配点の高い出題範囲を抑え、過去問を解く。
試験勉強では当たり前のことを実践すれば、きっと合格できます!
筆記試験が終わる頃に、「技能試験編」も書きます。
頑張ってください!
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ではでは。
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