noteと2冊の本と私
本日でnote初投稿から1ヶ月になります。
本記事で16回目の投稿になり、メインで書いております「高等学校における統計教育と情報教育を考える」シリーズも第14回まで書き進めることができました。
これまで、ブログやSNSでの発信をほとんどしてこなかったこともあり、不慣れで拙い記事も多かったかと思われますが、多くの方にご覧いただき、励みになっております。この場を借りて、御礼を申し上げます。
今回はnoteを始めた1ヶ月間を振り返り、生活や考え方のちょっとした変化について書いてみようと思いました。
note開始を振り返る
私が昨年末にnoteを始めようと思った理由は、自分が今考えていることのアウトプットを続けることで自らの学びを深め、またその学びの輪を広げていきたいと考えたからです。したがって、フォロワー数を伸ばすことなどは目的とせずに、マイペースに続けていくことが何より大事だと思っています。とは言いつつも、自分の記事に関するリアクションはやはり気になるものです。自分の書いた記事に「スキ」を付けていただけるのはもちろん嬉しく思いますし、本当に励みになります。そしてどのような記事がみなさまに読んでいただけるのかを考え、独り善がりの発信にならないよう考えていくこともまた良い勉強になっています。
アウトプット
私は本を読むのが好きで、通勤中のほとんどの時間をそれにあてています。これはnoteを始めた今も変わっていません。
では何が変わったのかというと、読書をしているときに学んだ内容を自分なりに整理したり解釈したりして、noteの記事として発信できるかを考えるようになったことです。アウトプットすることを前提にしたインプットはやはり学びの質が全く違うことを実感しています。このことは下記の本「学びを結果に変えるアウトプット大全」から学びました。
私がnoteを始めたのもこちらの本の影響が非常に大きく、アウトプットをする力を高めるためのトレーニングとして紹介されていた「情報発信をする」を実践した結果とも言えます。
すぐにはnoteの記事にはならないものでも、読書して学んだことをGoogle Keepにメモしておくなど、アウトプットする習慣が少しずつ定着してきたことがこの1ヶ月の間の変化として実感していることです。
モチベーション
自分が発信することともに、他のクリエイターさんのさまざまな記事を読むことでの学びが多くあります。新しい知識や視点とともに、自身のモチベーションの向上につながるような刺激を受けているという実感があります。特に、自分と同じ教育のお仕事に携わっている方が、同じような苦労をされながらも力強い発信を続けていらっしゃることは、私にとって大きな励みとなってます。私は忙しいことを理由にして、なかなか一歩を踏み出せなかったようなことが多かったのですが、皆様の影響を受け、少しずつ行動に移してみることが増えたように思えます。
その具体的な行動として、年始にGoogle認定教育者のLv.1とLv.2を取得しました。これは自分にとって本当によい学びであり、自分が情報教育やICTを利活用した教育を通して、今後どのようなことを実践していきたいのかを深く考えるよい機会となりました。
私がモチベーションという言葉を聞いて思い出すのは、落合陽一さんが著書「働き方 5.0」で述べられている次の言葉です。
自分が何をやりたいのか、何を表現したいのか、そのようなモチベーションは私たち人間にとっての原動力であり、テクノロジーには代替しにくいものです。これは、これからの教育で求められている資質・能力観に通じるものであり、落合さんがここでおっしゃっているモチベーションという言葉は、「OECD Education 2030」の中で述べられている「エージェンシー」に近い概念のように捉えています。
一方で自身を振り返るとお恥ずかしい限りです。日々の生活の中で定型の業務をこなしていることに慣れ、問題意識や目的意識を失い、思考停止に陥っていることも少なくありません。つまり、いつの間にかもともとのモチベーションを失っていることがあることに気づかされます。
だからこそ、noteの記事を書く時間は自分にとってプラスになっていると思っています。自分が何を発信していきたいのか、どのような問題を考えていきたいのかに対して、向かい合う時間が自然に増えてきたからです。また、そのようなモチベーションをもって発信を続けられているクリエイターさんがnoteにはたくさんいらっしゃることが私の力になっています。
これからも皆様の記事に刺激を受けつつ、自分自身も楽しく創作に励み、学びを深めていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。