森山邸のシステムとクリエイティブな生活
西沢立衛設計の森山邸に住んでいる先輩に誘われランチ&見学会をしてきました。
分散型共同住宅で一棟につき一住戸あります。
東京の都心のなかでは珍しく庭が広く窓が大きい!
※内部の写真は、載せられないので外部のみになります
< まずはシステム的なおもしろさ >
図面を見ると、用途は不可分。文筆など行わずに各住戸を浴室、書斎など1つの住宅を分散したような申請方法を行っていました。
※ちなみに一つの敷地に対して建築は1つしか計画できません。
森山さんに実際にお話をお伺いすることができたんだけど、計画当初は自宅と余った敷地は駐車場にでもしようと思っていたらしいです。
しかし計画したところ、予算が余りそれを元手に融資を受け、他の棟を計画したらしいです。
なので実際は共同住宅のみではなく住宅(自邸)+共同住宅という使用方法です。
共同住宅は収益物件なので投資分は回収したら順番に森山さんの自邸に戻る計画です。
< 次にクリエイティブな生活 >
空間の特徴としては
①収納から電気、空調までとにかく最小限(というか足りない)
②開口が大きく、庭が開放されているので、生活が丸見え
③四季を考えた生活
①について
とにかく夏とだけあって暑い!暑すぎ!
冷房も1つやし開口広すぎやししんど!
あと電気少ない!暗い!
収納もない!
でもこれはつまり生活するのに工夫しなければいけないということで、実際先輩は収納をDIYでつくり、電気も追加で買い、料理もいまくなり、一つ一つかんがえた生活をしてました。
不便さは人を育てるんだなと実感しました。
②について
中が丸見えなのでまず、カーテンから考えなければいけない。
でもオープンな気持ちになるのでカーテンをあける。
すると部屋をおしゃれにしなければいけない。
ということでどの部屋もかなりおしゃれでした!
これは沢田マンションでも行われていたデザインで人間て環境によって変わるんだなと思いました。
③について
森山さんが住まれている棟は地下メゾネットがある3階建でした。
3階とかは夏暑すぎてしんどい笑
でも観葉植物にはいいみたいな環境ですくすくと育っていました!
実際の生活の想定は、全て森山さんの家になったときに四季によって棟を移動するというものでした。
なので設備も最小限(もない)
大きな開口と庭、観葉植物を育てやすい環境で、建築が自然を感じられる広がりをもつものになっていました。
森山邸は不便さはあるけどそれが生きる力を育み、解放感が窮屈な現代の生活の中で解放感を与えるものになっていて、住んで見たいと感じました。
尚且つ、他の住民との距離感もちょうどよかったです!
シェアハウスやめたら住みたいです笑