
飲食店のアレルギー表示
こんにちは。
本日は、飲食店のアレルギー表示について、noteを書こうと思います。
きっとあなたの周りにも食物アレルギーがある人はいるでしょう。僕とかね笑
さて、このnoteでは、「アレルギー表示がある飲食店の割合」をご紹介します。
アレルギー表示は、アレルギーを持っている人からすると、店に入る前に自分が食べれるメニューがあるのかを知れたり、店員さんに聞く手間が省けるので、あったらとても嬉しいものです。
noteといっても、内容は主に、自分の卒業論文を簡単にまとめたものになるので、形式もそれに近い形で進めます。
1.はじめに
①食品表示に関する法律について
食品表示に関する法律に、「食品表示法」というものがあります。
内容は、簡単に言うと、「包装されている商品はアレルギー表示の義務づけがあるが、外食店はアレルギー表示の義務がない」という点です。
まとめるとこんな感じです。
調査対象は、赤い四角で囲ってある方ということになります。
②全国でアレルギーを持っている人は多い
アレルギーを持っている人はレアだと思われがちですが、厚生労働省によると、「全人口の1〜2%(乳児に限定すると約10%)は何らかの食物アレルギーを持っているものと考えられています」
少なくとも、日本だけで100万人の人が食物アレルギーを持っているのです!意外と多いんです。
2.手法
とにかく、店に聞き込みインタビューを実施しました!
その数なんと、117店舗。友達にも協力してもらえたのでなんとか頑張れたました笑
協力してくれた人は今も感謝してますよ〜
期間と地域は以下の通りです。
期間:2019.10.20〜11.9
地域:銀座
え!銀座!って感じですけど、上からの指示ってやつですね。ゼミの先生が怖かったんで仕方ありません。笑 銀座にある外食店、合計117店舗にひたすらアレルギー表示があるのかインタビューして回ったのです。
こちら銀座です。笑
本当にここの周辺で調査をしました。
3.結果
予備知識として、アレルギー表示には、⑴7品目表示、⑵27品目表示、の2種類がある、というのを頭の隅に置いといてください。
もちろん、覚えなくていいです。
ちなみに赤い四角は僕のアレルギーです。
多い!
そうなんです、ありがとうございます。笑
さて、ここからはちゃんと結果です!
①アレルギー表示のある店舗の割合
写真のように、怪しいくらいに綺麗な結果になりました。
簡単に言うと、アレルギー表示がある店舗とない店舗は半々ってことです。
具体的には、7品目表示を用意している店舗は全体の25%、27品目表示を用意している店舗も全体の25%ということになります。
続いて、どのような店舗にアレルギー表示が多かなるのかという傾向を探しました。具体的には、座席数の違いや、チェーン店かどうか、平均単価の違いが、アレルギー表示率と相関があるのか調べました。
②座席数とアレルギー表示率
めっちゃ大雑把なんですけど、この席数は大体同じ店舗数でした。(いや大雑把すぎ〜笑 僕大学から文系なんで許してください笑)
グラフからわかるように、座席数の違いによるアレルギー表示率の違いはわかりませんでした。なんとなく結果が出るかなぁと思っていたので意外でしたね。
③チェーン店のアレルギー表示率
続いて、チェーン店のアレルギー表示率。
結果のように、チェーン店はアレルギー表示率が高く(71%)、チェーン店以外はアレルギー表示率が低く(43%)となっていることがわかります。これはなんとなくな肌感と同じだった人も多いのではないでしょうか。
④平均単価とアレルギー表示率
最後に平均単価とアレルギー表示率。
横軸が書ききれなかったので、下をご覧ください。
①平均単価 ~999円
②平均単価 1,500円
③平均単価 2,500~3,500円
④平均単価 4,500~5,500円
⑤平均単価 6,500~9,000円
⑥平均単価 10,000円
簡単に言うと、①にいけばいくほど平均単価が低く、⑥にいけばいくほど平均単価が高い、ということです。
先述したように、全体のアレルギー表示率が50%(半分)だったことを考えると、平均単価が低くなればなるほど、アレルギー表示率が高くなっているように見えます。しかしお気づきの人もいるでしょうが、平均単価が低くなればなるほど、チェーン点の割合も増えたのです。
平均単価が低いほうが、チェーン店の割合も高くなる、当たり前です。
つまり、平均単価が低くなればなるほど、アレルギー表示率が上がったのはチェーン店の割合に大きく影響を受けているということがわかります。つまり、平均単価とアレルギー表示率も直接的にはアレルギー表示率に影響を与えない、と結論づけました。
つまーり!!アレルギー表示率と関係があるのは、チェーン店かどうか、ということだけだったのです!
以上が僕の卒論の半分って感じです。
4.最後に
改めて自分の卒論を見てみると、データ分析の部分が相当ガバガバだったなと思ってしまうところも多いですが(実際そうだししょうがない笑)、外食店の半分はアレルギー表示がない、ということがわかっただけでも自分の中では大きなことでした。
事前にアレルギー表示がネットで見れるところは半分以下だということです。
少しずつ、アレルギーを持っている人がより安心して食を選択できるよう、自分も行動していきたいなと思いました。
ちゃんちゃん!
スペシャルサンクストゥーゆーとしゅんたいしょうゆりえはなまいはあかりあびーるだいじろーたけお❤️