空手道場を続ける理由①
こんにちは。拳心會館の館長をしている横山です。noteを心機一転はじめました。noteでは、通っていただいている生徒さんに向けてのお便りという意味も込めて、空手をはじめとしたノウハウもですが、僕が道場をしている思いなどを書いています。
さて、記念すべきリスタート1回目は「道場を続ける理由」です。
■ターニングポイントはなんですか?
あなたの人生のターニングポイントはなんですか?
なんだか就活や転職活動で聞かれそうな質問ですが、
僕は、人には必ずターニングポイントがあると思っています。
それは必ず「その人が強くなった瞬間」だし、たった1回というわけではなく、何度もあると思います。
僕の場合も道場をしていなかった未来があったかもしれません。でもいろんなことが重なって今があるし、今で良かったと思っています。そんな話を少ししていければと思います。
■空手との出会い
身体はガリガリ 肌の色が人より黒い
引っ込み思案 話すのも上手くない
友達の輪にも入れず 女の子に喧嘩も負ける
今の時代は少し変わってるかもしれないですが、
漫画で出てくるようないじめられっ子の典型的なイメージじゃないですか?
何を隠そう私がこのモデルです。
何を隠そう私 "元いじめられっ子"です。(嘘って思った方は、翌日立てなくなるスペシャルメニューコースを用意しています^^)
そんな息子を見かねて、私の母が『強くなってほしい』という
想いで近所の空手道場に強制入門させられたのが、全ての始まりです。
■変化したきっかけ
初めての組手(スパーリング)で
かなり足がブルブル震えていたのを覚えています。
人と殴り合うなんて怖くてとてもできないと。
でもいざ組手をしてみると、緊張感と恐怖に自分はまともに立っていられるのか
という不安は消え去って、ものすごく楽しかったのを覚えています。
そして空手にハマっていくほど、
いじめられることもなくなっていました。
この「ものすごく楽しかった」という原体験がベースにあります。
■指導者の道へ
大学3年になり、彼女のお腹に子どもがいることがわかり、そのまま結婚。
空手どころではなくて、早朝バイト、昼間は大学、帰宅してバイトの日々が始まりました。
こんなしんどいなら、大学辞めて働こうと思いました。
でも将来、
「あの時結婚したから大学卒業できなかった」
という言い訳は絶対にしたくなかった。
だからなんとか卒業しようと留年しかけながらなんとか踏ん張りました。
少し空手を離れてから、落ち着いたある日、久しぶりに空手の稽古に参加し始めた頃に師範が『お前、支部持ってみるか?』と言ってくださり、かなり迷ったんですが、大学3年の夏くらいから週1回体育館で一般の人を対象に教えることに。
最初は師範の指導と同じように、竹刀持って、鬼のように指導していたのを覚えています(苦笑)
それでも、強くなりたい大学生たちが集まってきてくれて、
一緒に稽古をすることの楽しさ、そして何より教える中で、
もっとこうしたら上手くなるかな、もっとここを変えたら強くなるかな、とか色々考えるようになりました。
そしてある時気づいたのです。
『あれ?自分がしてる時より教えた子たちが、上手くなって強くなっていく。その成長を近くでみるとき、ってこんなに最高なんや』
と感じるようになりました。
漠然と就職するだろう、と考えていた時期に、
もっとたくさんの人に空手の楽しさ、みんなで稽古をする楽しさを伝えたい!という想いが芽生えました。
そう、このときが僕のターニングポイントになったのです。
そこからは仕事に身が入らず、
「自分は空手の先生を仕事にしたい!」
でも安定しない仕事をやりたいなんて、苦労をかけてる妻には言えない。
という葛藤の日々を過ごし、ある日覚悟を決めて、妻に伝えました。
そして返ってきた一言は
『それがやりたいことなん?だったらやったらいいやん?』
正直びっくりしました。
本当に妻には感謝しています。この言葉がなければ
今の僕はないと思っています。ありがとう。
拳心會館では、これまで3000人以上の方と関わらせて頂いた経験と学んできたことを元に『武道・格闘技の楽しさ』を発信していますメモお子様から一流の経営者まで自分に打ち克つことをテーマに日々練習、指導をさせていただいております。気になった方はこちらから
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