『その道のプロに聞く ふつうじゃない 生きものの飼いかた』
【骨折り度】
☆
【役に立つ度】
☆☆☆
【面白さ】
☆☆☆☆
タイトルの通り、生き物の飼い方についての本。
メダカとかカブトムシとか、割とオーソドックスな生き物だけじゃなく、ダンゴムシだのクリオネ、しまいにはサソリとかの飼い方も紹介してある。
実際に飼うかどうかはともかくとして、読んでるうちに生き物飼いたくなってくる。
この本の魅力は、写真のきれいさとかポップなデザインとかもそうだけど、どんな生き物も飼ったら面白んじゃない?ということを感じさせてくれるところにあると思う。
どうしてそう感じるんだろう?
この本では「突然、○○と出会ったら?」という創作ストーリーが載せられている。
例えば、イセエビのページでは
お歳暮でわが家においしそうなイセエビがと届いた。ピンピン生きている。飼いたいと思うのは当然だろう。(中略)「ぼく、このイセエビを飼いたいんだよ.......」。母や姉は猛反発。「バカじゃないの!?」の一言でケリがついてしまいそうになった、そのとき「ふ~ん、面白そうだな。こんなに元気なんだし、飼ってみようか?」と父!(以下略)
というストーリが載っている。
生き物との出会い、って何も自分で山とか川に行って捕まえてくるとか、ペットショップに買いに行くとか以外にもある。
この例みたく、食用として買ってくるとか、誰かに分けてもらうとか、家の近くにいたやつを捕まえてくる、とかもあるかもしれない。
とにかく生き物との出会いは何でもいいし、そう考えると僕らの生活には(仮に都会暮らしだったとしても)生き物と出会うチャンスが結構ある気がする。
そしてそういう生き物たちの様子を見ていると、どんな生き物にも(仮にそいつが食用だったとしても)飼育したり観察する楽しみがあるんだな~と感じる。
ちなみに僕はこの本を読んだ後、急いで昔使っていたプラケースを引っ張り出してきて、家の庭にいたダンゴムシを飼い始めました(笑)
(時たま更新します)