イラスト初心者が1日1枚描き続けたら#2
こんにちは。前回の記事から1週間1日1枚描くのを続けていたので、今回も記事で経過をまとめておこうと思います。
11月11日 アークナイツよりラヴァ
割といい感じで描けた方だと思ってます。パーツごとのサイズ感がしっかりとれていて、服も構造がしっかりしているので絵の違和感が少ない印象です。
手と本についてはまだ粗が目立っていますね。線がかっちりしすぎていて、固すぎる印象を受けます。腕の装飾品についてもパースの雑さが目立つのでラフの段階でチェックすべきだったなと思います。
11月12日 アークナイツよりヴィグナ
全体のシルエットは良い感じですね。しかしアウトラインを意識しすぎて線画が太くなりすぎており、稚拙な印象になってしまっています。
あとは顔ですね。アオリの顔を描こうとしたんですが、上手くいかず横を向いているような印象になってしまいました。
このイラストについてはパルミーで添削をしてもらったので、修正が済み次第また記事を描こうと思います。
11月13日 構図がどうしても思いつかず断念。模写とパルミーの構図を見て、苦手な横顔を練習
11月14日 アークナイツよりシラユキ
三角の構図を意識して描いてみましたが下半身が激烈にダサくなってしまいました。顔も少し大きい印象になり、デフォルメ色が強くなり過ぎたなと思っています。全身絵はパーツのサイズが崩れることが多いので、そこは今後注意が必要ですね。
11月15日 BLEACHより 黒崎一護
女性キャラに飽きてきたので男性キャラを描くことに。顔を描くのにかなり苦労しましたね。ポーズはカッコいいんですが、剣を構える方の腕が柔い感じになっているのと、服のたゆみ方がシンプル過ぎる印象を受けるので、持っている服で写真を撮って研究した方が良かったですね。また手も物を握っている感が薄いのが残念です。しかし色使いはかなり上手にできたなと思っています。
11月16日 ペルソナ4より鳴上悠
手や前腕はかなりカッコよく描けたんですが、いかんせん顔が上手く描けずかなり萎えました。男性キャラはやはり目や鼻、口の形や位置を考えないと変になってしまうのですごく難しいですね。個人的には男女両方描けるようになりたいので、これからもトライアンドエラーですね。
総括:2週間やってみて
2週間この練習をやってみて感じたことは3つです。
絵はそこまで上達しない
絵を描くことが当たり前になる(根性がつく)
時間をかければもっとできるのに…という悔しさが溜まる
最初の上達しないについては前回と同様の感想です。上達しない理由について思案していたところ、竹花先生のこの動画を観て腑に落ちました。
要は1日1枚では「新しいことを実践できない」んですね。それは1日1枚描いてみて、時間的にも精神的にもなんとなく自分の中で感じていたことでした。
「ちょっと線画の描き方を変えてみようかな。いやでも作品が完成しないかもしれんからいつも通りでいいや」
という思考があらゆるところに反映されるため、イラストを描くという行為はこれまでの知識のアウトプットに限定され、いつもと同じクオリティが量産されることになります。
この練習は上達には向かないなということが理由も踏まえて納得できました。じゃあこの練習には意味がないのかと言われるとそうではないと思います。
2点目については自分の中でかなりの収穫だと思っています。今までの自分は「今日は1時間くらいラフ描いて疲れたからもういいや」と、絵を描く体力が著しく低い状態にありました。毎日短距離走を繰り返していたようなものです。
ですが1日で全工程をやるというのは長距離走を毎日やるということになります。絵に触れる時間や作品について考える時間が各段に伸び、それにより絵について思考する体力が向上、絵を描くことに対するダルさがかなり削られました。
あとはタイムリミットがある以上構図をひねり出す能力は確実に上がります。ぱっぱと決めて描きださないと時間が足りないですからね。
3点目は2点目とつながりますが、もっと「一工程を丁寧にできたら、いいクオリティになりそうなのに…」という悔しい気持ちがめちゃくちゃ溜まります。
作品について考える時間が増えれば、おのずと改善点はそれに比例して多くなってきます。「うわー時間かけてもっと丁寧に描きたい…」という気持ちが高まってくるため、実際次の作品をしっかり仕上げたいというモチベーションがすごく高いです。
これは毎日描かないとこうはならなかったと思います。今まではなにかとスローペースに妥協ばかりしていたので、ハイペースで妥協を強いられて初めてそのもそかしさややるせなさを実感できました。
なので、今月の残りは1週間1枚を目標に、妥協をせずに作品を作っていこうと思います。週の終わりに記事をアップしていく予定なのでよければ見てやってください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。