
クマ取りで上のマブタがくぼむ!?
目の下のふくらみ、クマ、目袋に
悩んでいる方も多いと思います。
そんなクマに悩んでいる方に日々クマ取りをしております。
僕は大学病院で四年半ほど美容の専門科である
「形成外科(けいせいげか)」で顔の手術をたくさん経験させてもらいました。研修医が終わってすぐに美容外科にすすみ、すぐに手術を始めるやり方は患者さんにとって不誠実だと感じました。
しっかり下積みを積んで、今では美容の手術も自信をもってできるようになりました。
クマ取りは、
膨らみの原因である眼窩脂肪(がんかしぼう)を手術で取るのが一番効果的です。
この眼窩脂肪を取ることを、
医療用語では「経結膜脱脂(けいけつまくだっし)」といいます。
単に「脱脂(だっし)」と呼ばれることも多いです。
ここまでが基礎知識。
さて、表題の件について。
ずばり、脱脂(だっし)で目の上がくぼむか?
結論は「くぼみます」
下手に手術すると窪みます。
眼窩脂肪はまぶたの上と下でつながっています。
下から脂肪を取ると、その脂肪が亡くなった空間は上から脂肪が降りてきて埋めます。
どんどん脂肪をとっていくと、
どんどん脂肪が上から降りてきて、
目の上のまぶたがくぼんでいくわけですね。
手術しているドクターはその知識がない場合があるし、
下まぶたばかり見ていて、上のまぶたを全く見てない場合などがあります。
そういうときにこの『上まぶたのくぼみ』は起こりやすいですね。
今までの説明から、脂肪をたくさん取ると目の上がくぼむんだ、ということがわかっていただけたと思いますが、最近のクマ取りは脂肪をたくさん取る傾向にあります。目の上や目の下がくぼみやすい傾向に向かっているということです。
中には「ふくらみを残すとクレームの原因になるので脂肪はできるだけとるんだ(凹んでもクマ取れているでしょ?と言える)」、とおっしゃる先生もいます。「この手術は一生に一回しかできないから取れるだけとるね」とおっしゃる先生もいます。
手術をする方は何も考えずに脂肪を取れるだけとる方が簡単なのですが、美容の手術は単にクマがなくなればよいというものではありません。
顔全体の総合的なバランスを見る必要があるわけです。美的センス、感覚と表現されることもありますよね。
さらにクマ取りでは、ある理由から脂肪注入を併用する場合があります。
(眼窩脂肪をとっているのに、脂肪を注入するの?と思ったあなたはスルどい!理由は別の機会に説明します)
特に脂肪注入を併用する場合は眼窩脂肪をたくさん取ることが多いので、まず下まぶたが、続いて上まぶたが凹みます。脂肪を後から足すので、どうしてもまず多めに脂肪を取っておく必要があるわけですね。
それがさらに上まぶたのくぼみを助長しているように思います。最近は何でもかんでも脂肪注入しすぎですね。
このような理由でクマ取り、脱脂後に上のまぶたがくぼんだ、という方がでてくるわけです。
では実際にくぼんでしまったらどうすればよいのでしょうか。
結論は「脂肪注入」しかないと思います。どこか別の場所(お腹や太もも)から脂肪を少しもらってきて上や下の凹んだか所に注入などして移植します。これも解剖の知識や手技の上手さ、慣れでかなり結果が変わります。
ヒアルロン酸を入れることもありますが、脂肪注入より気楽に行われているわりにきれいに仕上げようと思うと脂肪より難しいので注意が必要です。
近いうちに『クマ取りでツリ目になってしまった』という理由について話します。適切に手術すればクマ取りは
「タレ目」、
「まつ毛は外向き」、
「目の玉には光が入り明るく」、
「涙袋は大きく」、
「目の印象は大きく」、
なりますよ。良い手術だと思います。
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