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【番外編/プロレス談】シュン・スカイウォーカー選手のコスチュームを手に入れたので解説してみた
みなさん、こんにちは。リングネーム「メール大臣」ことプロレスエバンジェリストの安藤です。
今回はドラゴンゲートのシュン・スカイウォーカー選手( @ssw_skywalk )のコスチューム一式を入手したので、記録を残します。(これから額装すると細かい部分は見えなくなっちゃうので)
シュン・スカイウォーカーとは
2016年ドラゴンゲートでデビュー。2021年現在は5人組ユニットMASQUERADEのリーダーとして活躍しています。
小柄な選手が多い同団体に於いて、身長183cm体重90kgと恵まれた体格を持つ選手であり、大きな身体を使っての空中技は迫力満点です。
2019年に大スランプに陥りメキシコ遠征に旅立ちましたが、2020年に突如帰国。神戸ワールド大会にて当時ドリームゲートチャンピオンであったEita選手を破り、団体史上最年少(24歳6ヶ月)で王座を戴冠しました。
いつのコスチューム?
今回手に入手したコスチュームは、2020年12月20日、福岡国際センターで行われた「THE FINAL GATE2020」大会のメインイベントで着用していたものです。
対戦相手は同期であり、メキシコ遠征直前までタッグを組んでいたBen-K(ベンケー)。
およそ一年振りの対面はお互いの成長を確かめるかのように、二人のいま持てる技術・気持ちを全てぶつけたような熱い試合展開でした。
試合開始から20分頃、シュンのエルボーがBen-Kの顎に(アクシデント的に)クリーンヒット、半ば意識を失ったBen-Kにムーンサルトプレスを決め、最後は片エビ固めにてフォール。24分35秒、シュンが初防衛を果たしました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59965530/picture_pc_83d5f46dc8e59dc8289a15d05687d1ab.jpg?width=1200)
(週刊プロレス 2021年 01/06・01/13合併号 No.2100号より)
コスチュームの入手経路
ドラゴンゲートのスポンサーであるMARUKAさんによるチャリティーオークションです。
前週に同じくシュン選手のメキシコ時代のコスチュームが出品されていたのですが、期日直前で競り負けてしまいました。
その翌週に新しくこのコスチュームが出品されてるのを発見、ストロングゼロの力を借りて無事に落札しました。(高かった…)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59965387/picture_pc_fce81b01fd358071993074ab9f55533b.jpg?width=1200)
MARUKAさんで購入すると本人直筆メッセージ入りの認定証とツーショット撮影券が付いてきます。
やっとコスチュームの詳細
まずはマスクです。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59857329/picture_pc_e531c02f638a8bffb2ae6db66eb5988d.jpg?width=1200)
シュン選手のマスクと言えば、耳が外に出るのがとても特徴的ですね。
外の音を聞きやすいように、耳の部分に小さな穴があいてるもの(例エル・サント)、デザイン部分に切り込みが入ってるもの(例ウルティモ・ドラゴン)はありますが、丸出しなのはAAAのサイコ・クラウンくらいでしょうか?(あれをマスクと言っていいのか微妙ですが)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59965733/picture_pc_3e0a2fd34a8b84fac237fd14cb153099.jpg?width=1200)
シュン選手のマスクでもう一つ特徴的なのが額の飾りですね。この飾りはプラスチック製です。
ヘッドバットを多用するのに危険なんじゃないかと思っていましたが、案の定、この試合でBen-K選手はヘッドバットをくらったあと軽く流血してました。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59907173/picture_pc_c89710fd5a236020603a0ff4a9b81fda.jpg?width=1200)
裏返してみました。試合用マスクは補強のために十字型に補強テープが貼られるのが一般的なのですが、シュン選手のものも同様でした。
先ほどの額の飾りの裏側には衝撃吸収用のスポンジが付いてますね。これならヘッドバットしても痛くない(シュン選手は)。
意外だったのは、マスクが一枚で作られていた点です。最近の日本人選手のマスクは蒸れ防止や汗の吸いとりのために内側にソフトメッシュを貼った二重構造が多いのですが、シュン選手のマスクは一枚でした。伸縮性が高く肌触りも良い生地なので、問題ないんですかね。
また、このマスクなのですがどこにも製造者を表すタグがついていませんでした。ドラゴンゲートのウルティモ・ドラゴン校長の現在のマスクがメキシコのミゲル・アンヘル製なので、シュン選手のマスク
も同じかな?と思ったのですが違うようです。メキシコの職人の多くは目の周りや縫い目が出るところにフェルトを貼っているのですが、それも使われていません。はて、これを作った職人is誰?
※その後、シュンのコスチューム制作者は仮面道KAMENDOさんと判明。素晴らしいコスチューム制作ありがとうございます!
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59921397/picture_pc_a4e333b76ccd5bad77165beb8a347f06.jpg?width=1200)
顎の部分はスナップボタン式です。昔は紐の選手が多かったのですが、着脱が容易だからか最近はこのタイプの選手が多いですね。
スナップボタンには「three balls」という刻印があります。(文字が潰れているので違うかもしれません)
ボタンメーカーからマスク職人を探ろうと思ったのですが、クグってもボタンメーカー自体が出来ませんでした。three ballsじゃないのかな?
ちなみに手持ちのウルティモ・ドラゴンと奥田啓介選手のマスクと比較してみたのですが、スナップボタンの形状はどちらとも一致しませんでした。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59921592/picture_pc_3e7b35120aa7433a53b4a0eb21f831d5.jpg?width=1200)
続いてアームカバーです。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59921625/picture_pc_8a7bd002d0f8b384e0751ac85aba8332.jpg?width=1200)
フリンジの部分は細く切った布を丸めて作っているようです。
技を出した時にこのフリンジがなびくのがカッコいいんですよね。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59965787/picture_pc_7f08c82ffd337b73ea11b1767c7d12fc.jpg?width=1200)
最後はスパッツです。
アームカバーもスパッツも紫部分の素材はマスクと同じもののようです。
スパッツは激しい動きにも耐えられるように、股から腰の部分は布が二重になっていました。
前面には「Shun Skywalker」、裏面には「MASQUERADE」のロゴが入っています。
身長170cmの僕の股下に合わせてみたのですが、僕が短足であることを差し引いても、床に引き摺ってしまう長さでしたので、シュン選手は身長の詐称はしてなさそうです。(レスラーには多い)
と言うことで、シュン・スカイウォーカー選手のコスチューム一式でした。
プロレスのマスクは偽物が出回ることも多いので、購入の際の参考になれば幸いです。
額縁に飾ったらまた報告いたしますね!