腎臓の基礎② ~糸球体と濾過の仕組み~
腎臓の基礎①では、腎機能の一部である濾過と再吸収についてざっくりと紹介しました。
そこで今回は、そのうちの濾過について勉強したいと思います。
血液の濾過は腎皮質に多く存在する糸球体で行われます。糸球体を構成する要素は「(血管内皮細胞+基底膜+上皮細胞)+支持細胞+ボウマン嚢」で、これを介して血液の通り道である血管と尿の通り道である尿細管は接続されます。
糸球体血管内皮細胞は有窓細胞とも呼ばれ、文字通り細胞膜に窓がありザルのようになっています。この窓のおかげで血液の濾過