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【収益認識の会計基準✨】一時点で充足される履行義務💴:エッセンシャル会計学 No.7

今回から「収益認識の会計基準」について一緒に学んでいこうと思います

この投稿を作成するなかで「履行義務を充足する」という言葉が凄く好きになりました

顧客との約束を果たすことは当然のことですし、会計のことだけではなくとも人生において履行義務を充足していく過程で信頼を積み重ねることができる人間になりたいなと思います


会計・財務についてもっと学びたい🔥

会計業務や経理、財務、簿記についての基本的な知識を持つことは、ビジネスパーソンにとって重要であると感じています

今後、定期的に投稿していく【エッセンシャル会計学シリーズ】では、会計業務の重要性から経理や財務の役割まで、私が勉強したことをわかりやすくアウトプットしていきたいと思います🔥

さらに、経理業務の具体的な内容や財務業務の目的、簿記の種類と特徴についても詳しく掘り下げていきたいと思います
そして、日商簿記検定2級合格を最終的な目標として会計学を勉強していきたいと思います

ビジネスにおける財務情報の管理や経営判断の基盤となる知識を身につけるため、ご一読いただけますと幸いです💖

前回のお復習い📑

収益認識に関する会計基準✨

日商簿記3級では、商品の販売時に売り上げを認識していました
しかし、実際には認識のタイミングで「収益認識に関する会計基準」において、明確に規定されていますので、簿記2級レベルではしっかり勉強していきましょう🔥

履行義務について

履行義務とは、顧客との約束のことです
例えば、商品Aの販売契約を顧客と締結した場合、「商品Aを顧客に渡すこと」が当社の履行義務となります📝

また、 履行義務を果たすことを「履行義務を充足する」ということを抑えておきましょう

加えて、収益の認識時点についてです
簿記2級レベルでは、売上(商品販売など本業に関する収益)は、履行義務を充足したときに認識します

上記の例で言えば「商品Aを顧客に渡した時点」が売上の認識時点です
ポイントとして、売上は、履行義務を充足した時点で認識することを確認しておきましょう

一時点で履行義務を充足する場合の仕訳の例としては、以下の通りです
例)以前に、商品Aを2000円で販売する契約を顧客と締結した。本日、顧客へ商品Xを引き渡した。なお、代金は後日回収する予定である。
(借)売掛金 1000  (貸)売上  1000

履行義務は「商品Aを引き渡すこと」であるため、商品Aを引き渡した時点で売上を認識していきます✅

出荷基準等について

取引の概要について、以下の3つのプロセスを確認します
通常、商品の販売は➀出荷、②着荷、③検収(到着した商品が注文通りのものかどうかを確認すること)の3つのプロセスを経て完了していきます

なお、会計処理については以下の方法となります
売上の認識の時点としては、上記のいずれも認められており、それぞれ「出荷基準」「着荷基準」「検収基準」といいます

出荷基準に基づけば、売上を商品の出荷時点で認識する方法として仕訳をします

着荷基準では、売上を商品が顧客に到着した時点で認識する方法となります

そして、検収基準では、売上を顧客が商品の検収を行った時点で認識する方法となります

出荷基準に基づく例をパターン別に分けて考えていきます

(1)B社から注文を受け、商品100円を出荷した。なお、代金は掛けとした。
(2)商品がB社のもとへ到着した。
(3)B社から検収した旨の報告を受けた。

<出荷基準の場合>
(1)(借)売掛金 100  (貸)売上 100
(2) 仕訳無し
(3) 仕訳無し

<着荷基準の場合>
(1)仕訳無し
(2)(借)売掛金 100(貸)売上 100
(3)仕訳無し

<検収基準の場合>
(1)仕訳無し
(2)仕訳無し
(3)(借)売掛金 100(貸)売上 100

売上割戻し(リベート)の会計処理

売上割戻しの会計処理について、以下で確認していきます

一定期間に大量の商品を購入してくれた購入者に対して、その代金を一部減額し たり、報奨金を支払ったりすることがあります
これを、割戻しまたはリベートと いいます

将来、売上割戻しが生じると見込まれる場合、その金額については収益を認識せず、「返金負債」勘定(負債)を計上します

「返金負債」勘定は、リベートに関する支払義務を意味します

具体的な例は、以下の通りです
例)顧客Xに対して、商品Bを2,000円で販売し、現金を受け取った。
なお、当社は、 商品Bを1ヶ月間で一定個数以上購入した顧客に対してリベートを支払っており、 顧客Xに販売した金額のうち、100円は返金すると見込んでいる。

(借)現金 2,000 (貸)売上   1,900
          (貸)返金負債 100

ここで、変動対価について確認します
割戻しを行っている場合、顧客が一定額以上を購入するかどうかで、割戻しの適用になるかが変わります

そして、割戻しの適用になれば対価を返還し、そうでなければ返還しません
このように、事後的に対価が変わる可能性がある場合を、変動対価といいます📝

最後に、仕入割戻しの会計処理についてです
割戻しを受ける側は、特別な会計処理を行いません

すなわち、仕入時は対価の全額を「仕入」勘定(費用)に計上し、その後、割戻しを受けた場合は、「仕入」勘定を減額することで対応します👍

すなわち、仕入割戻しの場合、リベートの金額分だけ仕入を取り消す処理を行う点で、仕訳の形自体は、返品(仕入戻し)と同じようなプロセスになるということです

本日の解説はここまでとします

私が考える会計学を学ぶ意義💖

会計知識は、経理や会計士だけが理解していればいいというわけではありません

なぜならば会計は、経理や監査法人の会計士だけではなく、営業や管理職、経営全般まで、会社に所属している全て人にとって必須の知識であると考えているからです

ほとんどすべての会社は、営利団体であると思われます
つまり、ボランティアではなく、利益を追求し、事業活動を行い、会社は成長していくことを本質的な目的にしていることでしょう

私も株式会社に就職を予定している以上、利益の出る仕組み、お金の流れは確実理解をしておく必要があることを自覚しています

例えば、営業マンだとしても、売上の目標や予算作成に関わることがあると思います
そして、その予算の仕組みも、売上の処理も、全て会計が関係しているのです
また、営業の売上は経理が処理をし、会社の利益がいくらになるかを算出していくことになります

総じて、会計を知ることで、会社にどれほどのインパクトをもたらしているのかを把握でき、予算の作成においても精緻に行えるようになると言えますね💖
また、数字に強くなり、定量的な分析に基づく思考法やビジネスが行えるようになるでしょう

そして、会計の知識を洗練していけば将来的に経営者の視点を手に入れることができると思いますので、新規プロジェクトにアサインされたり、昇格のきっかけにもなり得るかもしれません🔥

会計の基礎知識である「財務3表の理解」を中心に理解を深め、財務3表とは何か?
これを見て、何をどう判断するのか?などを考えていきたいですよね
この知識があるのとないとでは、今後の仕事の仕方が大きく変わることに間違いはないでしょう

これからの時代はグローバルに活躍できる人材というのが求められると思います
私の投稿でも会計の基礎を身に着けるのであれば、英語も交えて知識をつけると、今後ますます活躍できるフィールドが広がっていくと考えていますので、グローバルスタンダードにも挑戦していくことにしましょう🔥

なお参考資料は以下の通りです

おすすめマガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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