【インコタームズ Part⑥】輸送方法とインコタームズ規則の兼ね合い🌏:貿易実務検定C級対策 No.28
貿易実務のエキスパートを目指したい🔥
私が挑戦する貿易実務検定®は
貿易に関連する自分の実務能力・知識が
どの程度のレベルにあるのかを客観的に
測り証明することができる検定です。
実際に、商社・メーカー等においては
勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が
必須となっている企業もあるそうですね👀
貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等を
お考えの方、インターネットによる個人輸入を
行う方や国際舞台で活躍を目指す方等にとっても
「貿易実務検定®」は幅広く活用でき
活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
きっと私たちの生活に密接な「貿易」実務に
対する知識を身につけることで
これからの人生における選択肢も増え
もっと有意義なものになることでしょう✨
私も2024年4月から商社へ勤務する予定ですので
貿易実務のエキスパートを目指していきたいです!
そして、私の将来的な理想像である
「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を
体現できるように努力していきたいと思います🌏
まずは、初級レベルの該当するC級の取得を
目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!
※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や
簡略化した点が若干ありますが、その点に
関しましてはご了承ください🙏
これからnoteでアウトプットするなかで
皆さまに「貿易実務」の魅力を
お伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚
前回のお復習い💖
輸送方法とインコタームズ規則✨
通常の貿易取引においては
在来船(conventional vessel)の場合
FOB(Free on Board)
CFR(Cost and Freight)
CIF(Cost Insurance and Freight)
のインコタームズを使用します。
そして、コンテナ船、航空輸送
陸上輸送、国際複合輸送の場合は
FCA(Free Carriage)
CPT(Carriage Paid to)
CIP(Carriage and Insurance Paid to)
のインコタームズを適用する方が
実態に即していると言えるでしょう👍
また現地に支店や事務所のような
現地法人がある場合には
D類型のインコタームズ(DPA,DPU,DDP)
を使用することが多くなります📝
インコタームズはもともと在来船による
海上運送時代に誕生したものです…
しかし、今日における通常の貨物は
コンテナ船や国際複合輸送によって
運ばれることが普通で有り、在来船は
コンテナ船の配船がない航路や特別な
貨物の場合などに利用されているのです。
コンテナ船や国際複合輸送の場合
運送人の責任は貨物の受取り時点
つまり、コンテナヤード(CY)
コンテナ・フレート・ステーション(CFS)
などから開始されることになります👀
したがって、貿易取引のなかで重要な書類
である船荷証券(B/L)や輸送証券も
貨物を受け取った時点、つまり
受取式で発行されることになります📚
このようになるとコンテナ詰め貨物の
場合における貿易取引には
輸送人への引渡時点で危険が移転する
FCA、CPT、CIP規則がbetterですね💚
特に、輸出取引においては
危険負担を明確にするため
輸送方法に適したインコタームズ規則
をベースに交渉を進めると良いでしょう👍
FOB、CFR、CIFの比較🎊
それでは、検定対策も含めて
FOB、CFR、CIFの比較をしましょう!
$$
\\FOB、CFR、CIFの比較
\\\begin{matrix}\\&FOB:本船渡し&CFR:運賃込み&CIF:運賃・保険料込み\\ \\各規則と表示&FOB 輸出港名&CRF 輸入港名&CIP 輸入港名\\記入例&FOB Kobe &CFR New York &CIF Los Angels \\ \\運賃(Freight)&買主負担&売主負担&売主負担\\保険(Insurance)&買主負担&買主負担&売主負担\\ \\\end{matrix}\\ \\
$$
まずは、各規則と表示方法ならびに
その例について整理しました。
そして、運賃と保険料に関する
負担の範囲を整理しました📚
なお、この3つの規則(FOB,CFR,CIF)が
直面する貨物の危険は
いずれの規則においても
輸出地の港で貨物を積み込んだ時点で
※厳密には本船の船上に置かれたとき
または、引き渡された貨物を調達した際に
貨物の危険負担が輸出者から輸入者へと
移転することになるのです👍
$$
\\FOB、CFR、CIFの比較
\\\begin{matrix}\\&FOB:本船渡し&CFR:運賃込み&CIF:運賃・保険料込み\\ \\運賃表示&FREIGHT&FREIGHT&FREIGHT \\B/LやAWB&CORRECT&PREPAID&PREPAID\\支払方法&運賃着払い&運賃前払い&運賃前払い\\ \\運送書類&輸出地側で発行 &輸出地側で発行&輸出地側で発行\\保険証券&輸入地側で発行&輸入地側で発行&輸出地側で発行\\ \\\end{matrix}\\ \\
$$
FCA、CPT、CIPの比較🍾
引き続き、FCA、CPT、CIPの比較
について、下記にまとめていきます👍
$$
\\FCA、CPT、CIPの比較\\ \\\begin{matrix}\\ &FCA:運送人渡し&CPT:輸送費込み&CIP:輸送費・保険料込み\\各規則と表示方法&FCA 指定地&CPT指定仕向地&CIP指定仕向地\\表示例&FCA Kobe &CPT Seatle&CIP Canada\\ \\輸送費(Freight)&買主負担&売主負担&売主負担\\保険料(Insurance)&買主負担&買主負担&売主負担\\ \\ \end{matrix}\\
$$
まずは、各規則の表示方法と例
そして、費用負担の範囲について
整理してみました!
加えて、貨物の危険負担の範囲ですが
指定場所で、FCA(Free Carriage)では
買主によって指名された運送人に
CPT(Carriage Paid to)
CIP(Cost Insurance Paid to)の場合は
売主によって指名された運送人に
貨物を引き渡した時点で
貨物の危険負担が売主から買主へ
移転することになります👍
$$
\\FCA、CPT、CIPの比較\\
\begin{matrix}\\ &FCA:運送人渡し&CPT:輸送費込み&CIP:輸送費・保険料込み\\ \\運賃表示&FREIGHT&FREIGHT&FREIGHT \\B/LやAWB&CORRECT&PREPAID&PREPAID\\支払方法&運賃着払い&運賃前払い&運賃前払い\\ \\運送書類&輸出地側で発行 &輸出地側で発行&輸出地側で発行\\保険証券&輸入地側で発行 &輸入地側で発行&輸出地側で発行\\ \\ \end{matrix}\\
$$
このように比較しつつ
実際の取引をイメージしながら
インコタームズを正しく理解して
貿易実務に応用していきたいです✨
本日の解説はここまでとします!
次回から「貿易運送」について
一緒に学習していくことにしましょう💖
なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。
英語の学習にもなりますので
勉強するモチベーションが
とても高まりますね✨
おすすめマガジンのご紹介🔔
今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚
最後までご愛読いただき誠に有難うございました!
あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏
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考え方の引き出しが増えた!
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