しこせきだん
文章に慣れていないので時系列毎にとりあえずは書いてみましょうか。
誰かの職業選択の一助になれば幸いです。
タイトルのワードでピンときた方はおそらく同業経験のある方でしょう。笑
私の社会人一年生は「しこせきだん」ではじまりました。
「しこせきだん」というのは
・使命の自覚
・個人の充実
・責任の遂行
・団結の強化
の頭文字を取って標語としたものです。
当時は博識な兄の影響で所謂「保守系」の思想にどっぷり浸かっており、迷う事なく、事に臨んでは危険を顧みず責務の遂行に努めようとしている、ある意味素直な少年でした。笑
本格的な体育会系の部活動等は中学校でドロップアウトしていた私はまず面食らったのが上下関係の激しさでしたね。
コレからもし入る方いるとしたら私の話は10年以上も前の話なので右から左でいいんですが、近年でも隊内で暴力事件なんてニュースになってますから就活で選択肢に入れているならそういう空気、雰囲気は残ってると思っておいた方が気が楽だと思いますよ。
とにかく半年間の新人研修はある程度のコミュ力がある人ならそうそう辞めたくなるほどのものでありません。
よく希望者が勘違いしているのが体力トレーニングも無理難題は求められますが、そもそも出来ないくらいの負荷をかけてストレスをかけるのが軍隊の訓練なので当たり前です。重ねて言えば出来なくて当たり前なんです。教官は出来なくなってそこからどうするかを見て負荷のかけ具合を選んでるので。
元々格闘技を部活動ではありませんが高校時代していた私は体力面ではそこまで困る事もなく半年間は終わりました。
そこからでしたね、地獄は。
まず自分の荷物を研修で使ってた部屋からリヤカーに入れて先輩方とこれから共同で住む部屋に運ぶんですが、そのリヤカーと一緒に先輩が来てるんですね。
そこでめちゃくちゃ憮然とした顔で、荷物運びを急かすんですね。罵詈雑言まみれで。
私は勝手に米軍のyoutube動画とか見てて新人研修でこーいうのは終わりだと気を抜いてたので意気消沈しましたね…。笑
引越し初日は夜中に土砂降りの雨の中ひとつ上の先輩から呼び出されてグラウンドで腕立て伏せをさせられて潰れた奴は殴られ、蹴られ。
身体中泥だらけなのにシャワー室は新人は使えないという謎のしきたりで洗面所で新人みんなで身体を流しました。
本当に恐怖というより「コイツらをいつか絶対に○してやろう」という気持ちを強く持ちましたね、あの時は。笑
コレ私が日本の体育会系集団もしくは組織の問題点だと思うんですが「最初が肝心だから、とことん最初に叩く。」
このマインド本当にやめた方がいいと思いますよ。
少なくともあの夜私は、安らかに可愛いお顔をして寝息を立てている先輩を思い切り鈍器で殴り○そうかと思いましたから。
自分が「家族や兄弟達から祝福されてこの仕事に就いたんだ」と何度も自分に言い聞かせてその晩はやり過ごしましたね。
この種のエピソードは数えたらキリがありませんし、未だに許せないですが一つ一つがクソくだらないのでコレくらいにしときますね。
安心して欲しいのは私は仕返しして服役していません。笑
しかし任期満了退職する時はそれなりの仕返しはしてやりました。笑
それはまた別の機会で。
正直私の時代は〜とか言うほど年寄りでもありませんし、この話は全て平成に起きた話です。
昭和でもないです。なんだったら2000年代です。
なんで皆さんの中でもし自衛官を目指す人がいたら、もし駐屯地ガチャでヤバいの引いちゃったらそんな事もあるかもねって思っといたら少しは楽になるかもしれませんね。
全然参考にならないつまらない話かもしれませんが、興味があれば是非!笑
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