【開催報告】2024年10月 | 企業変革支援プログラムの活用で自社を変革!
10月29日(木)17時~ 矢巾町活動交流センターやはぱーくにて、同友会県央支部10月例会として 杜陵テクノ株式会社 代表取締役川村武司氏に 前半は自社での活用事例と効果の報告、後半は実際に皆で登録してみる時間として報告頂きました。
『企業変革支援プログラムver.2』とは
『企業変革支援プログラムver.2』は、同友会の「三つの目的」や「中小企業における労使関係の見解」「21世紀型中小企業づくり」等の内容を、企業変革に必要と思われる要素に整理分類し、企業の成長をはかる物差しとして使えるよう体系的にまとめたものです。
以前発刊されていた、会社の健康診断と言われる『企業変革支援プログラム STEP1』と 処方箋『STEP2』が合体し、取り組みやすくなっています。
『企業変革支援プログラムver.2』で会社がどう変わった?
ここ数年、全社員研修にこのプログラムを取り入れ、全員に点数をつけてもらっている川村さん。
所在する市町村でまちづくりの円卓会議に参加し、公民一体となって中小企業振興条例の制定に関わって来ましたが、このプログラムの設問で「企業が地域社会に影響を及ぼし貢献している」のような項目に社員さんから0~5の段階の「0」(その概念が存在していない)をつけられたこともあるそうです。川村さんはショックを受けるどころか「チャンス」と捉え、社員さんに今までやってきた内容を改めて説明できたそうです。
社員に向けて「実は自分の会社にはこんな制度や福利厚生がある」「こんなことで社会に役立っている」と伝える機会にもなり、何が強みで何が不足しているかを全員で共通認識にできたことで、より会社について自分ごととして考えてもらう機会になったとのことです。
「このプログラムに取り組むことで、会社の共通言語を作っていきたい」
「今ある仕事は必ずいつか無くなる、社員全員で未来を考えられる会社になっていたい」と語る川村さん。
経営の全要素を網羅したこのプログラムに毎年取り組んでいくことで、絶対に強い会社に近づけると思うと語ってくれたのが印象的でした。
結びに
書籍を開いたことは何度かあるものの、「一行目から難しいそう」「時間がある時にやろう」と放置してしまっていました。
今回わかりやすい簡易版を紹介していただき登録できたことで、今後こう使いたい、支部の他のメンバーや他支部にもおすすめしたい、とたくさんアイディアが出てきていました。
自社でもまずは経営層、部門長と取り組んでみようと思いました。「『企業変革支援プログラム』を広めたい」と熱い気持ちを持って教えてくれた川村さんに感動&感謝でした。
(文責:10月座長)
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中小企業家同友会は「中小企業の経営を良くしたい」という目的のもと、1957年4月に東京で創立され、1991年11月に岩手県中小企業家同友会(以下同友会)が誕生しました。現在、全国47都道府県約47,000名が加盟。岩手県下には5支部3地区があり、県内各地で会員が活動しています。一人ひとりが主人公として知恵と経験を出しあい、本音で謙虚に学びあい、学んだことを自社に取り入れ、実践して、自社の経営力強化に役立てています。
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私達は中小企業経営者・幹部社員、パートナー 様々な立場で集まり、経営を語り合うことで明日へのエネルギーを充電したり、解決のヒントをもらっています。
もし長期的な経営理念やビジョンを策定したい、現在直面している解決の糸口が欲しい、新しい事業や取組への一歩を踏み出したいと考える経営者や企業家の方がいらっしゃったら、このnoteを通してつながることでお互いの一歩や成長につなげ、地域を盛り上げていきたいと考えています。
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