【ライターがリアルに使うAI】リサーチ効率アップ!「Genspark」とは
こんにちは、けのです。
【ライターがリアルに使うAI】シリーズでは、ライティング歴約10年のプロライターの私がリアルに使っている生成AIツールをご紹介します。
今回は取り上げるのは「Genspark(ジェンスパーク)」。
ライターの業務には欠かせない「リサーチ」を、劇的に効率化するツールです。
しかも今のところ無料(2024年10月現在)!!!
基本的な使い方と、私の活用法をご紹介します。
大事だけどキツい…執筆前のリサーチ
質の高い記事を書くためには、徹底的なリサーチはマスト。
今の時代、インターネットで本を読めて、省庁のデータも見られるので、リサーチはPCがあればわりと楽にできます。
ところが、逆にアクセスできる情報量が多すぎて、データの精査が大変なんです。
検索結果に出てきたサイトを開いて、読んで、違ったら次へ。
これをひたすら繰り返す。
「〜の収穫量は全国でもトップクラス」
「最近は〜の傾向がみられます」
たった一言の裏付けを取るために、気づいたら1時間なんてことも…。
「もっと効率的にリサーチしたい!」
「信頼できる情報源にすばやくたどり着きたい!」
こんな私の悩みの解決をサポートしてくれたのが生成AIツール「Genspark」です。
リサーチ革命!?「Genspark」とは
Gensparkは、最新の技術を駆使した高性能なリサーチ支援ツールです。
MainFuncという、MicrosoftやGoogleの元社員が設立した会社が提供しています。
GensparkとはどんなAIツールか、Gensparkにまとめてもらいました!
なるほどですね。
AIでリサーチは割と一般的になってきていますが、その中でもGensparkの特徴・強みは以下の点にあります。
複数サイトの情報をまとめてくれる
情報ソースを明示
複数のAIを使用
Sparkpagesが秀逸
無料で利用できる
それぞれ少し解説しますね。
Gensparkの特徴・強み
複数サイトの情報をまとめてくれる
ユーザーの質問に応じていろんなサイトの情報を集めて、内容を1つのページにまとめて表示してくれます。
Google検索で調べるときのように、一つ一つの検索結果を開いて確認していく必要がありません。
情報ソースを明示
よく「AIはうそをつく」と言われますが、Gensparkは各サイトにある情報をまとめているので、勝手に話をつくることはまずありません。
(サイトにある情報が誤っていたら表示内容も誤りになりますが、それはGoogle検索でも同じかと)
しかもソースをリンク付きで明示してくれるので、自分でチェック可能。
これなら安心だし、記事につける「参照」もリンクを貼ればバッチリです!
複数のAIを使用
ChatGPT、Claude、Geminiなど、いろんなAIツールがありますが、Gensparkは複数のAIを使ってリサーチしてくれます。
そのため1つのツールで調べたときよりも、幅広い情報を収集できます。
動画で見るこの動き、いろんなツールを同時に動かして調べてくれている感がありますよね。
Sparkpagesが秀逸
Gensparkの最大の特徴ともいえるのが、このSparkpage。
情報を整理して、資料・ブログのような形式で表示してくれるので、簡単な資料ならこの内容をコピペするだけで完成します。
読みものとしてもなかなか良いので、私はサクッと内容を理解したときは、Gensparkの通常の回答内容ではなく、最初からSparkpageを読んでいます。
無料で利用できる
現在はベータ版なので、全機能が無料で提供されています。
有料プランが導入される可能性があるそうなので、タダで使えるうちに使い倒して、有料化したときは料金を見て継続利用するか考えましょう!
Gensparkの効果的な活用法
GensparkはWeb検索のように知りたいことを入れれば簡単にリサーチができるのですが、少し手を加えるとさらに便利に使えます。
具体的に質問する
例えば「生成AIについて教えて」ではなく、「2023年の生成AIにおけるブレークスルーと、主要企業における利用例を教えて」とすると、より求めている回答が得やすくなります。段階的に質問する
最初の回答を読んで気になったことがあれば、追加で質問すれば理解を深めることができます。
【注意点】AIは完璧ではありません
Gensparkはリサーチツールとして便利で、信用度も高めだと思います。
でもAIはAI。
いろんなサイトを調べてくれていたとしても、生成された回答が絶対に正しいとは限りません。そもそも情報源としているサイトに掲載されている情報が間違っていれば、検索結果も間違ったものになります。
どこかのサイトや文書にあった内容をそのまま転記している部分もあると思います。そうなると著作権の面でも心配です。
また私も経験したことがあるのですが、あいまいな質問をしてしまうと、AIが質問の意図を読み間違えて、求めていた情報と違うものを表示することもあるんです。
だから回答結果をよく確認せず、そのまま営業資料に使ったり、クライアントに提出したりするのはおすすめしません。
サポートツールと考えて、頼りすぎないようにしてください。
まとめ
Gensparkはライターのリサーチの効率化につながるツールです。
質の高い情報を幅広く集められるので、コンテンツのクオリティアップにもつながると思います。
実は最近出たAutopilotという機能がものすごく便利なんですが、それはまた別の記事で紹介します。
いつ有料化されるかわからないので、無料で使えるうちに、ぜひGensparkを試してみてくださいね。