正しく怖がる。

こんにちは。

コロナ騒動というんでしょうか、
今年の年始早々から新型コロナウイルスによる感染症、
その不安というのがますます拡がっています。

マスクがなくなったと、
マスク不足がささやかれるようになってから約2ヶ月。

そしてトイレットペーパーやティッシュペーパーがなくなるというような話が出てからも、
もう1ヶ月になろうかとしているなか、

本当に、皆さまお疲れ様です。


改めて、日本の街の風景として感じ入ることがあります。

本当に日本人の皆さんっていうのは行儀良くて
早朝からきちんと行列を作って並んで
その行動の慎み深さというようなところには感銘を覚えます。

これがアメリカならもうとっくに略奪みたいなことがあっても不思議ではないのに、
日本ではそういうことが本当にないですね。

一方でね、私から見ていて少し滑稽なのは
夜明け前、早朝から皆さん並ばれている。
マスクを求め、
トイレットペーパーを求めて
並ぶ姿というのを見かけること。

本来マスクっていうのは
コロナウイルスとかインフルエンザを予防するために必要なもので、
それがないからっていうことで早朝から並んでいる。

逆に風邪ひくんじゃないかなって、大丈夫か、
おかしいくないかという風に感じることもあります

実際のところWHO、医療関係者からも出てる言葉としては
マスクには意味がないっていうか
今回の新型コロナウィルスにはマスクは不要だというガイドラインを出しているんですね。

にもかかわらず、
家にはまだあるのに、
不足になるって聞いた途端に不安になってしまう。

人間の心理と言うか
感情的になってしまうとなかなか拭い去ることができないものかも知れません。

ここで改めて、
本当にそういうものがないと困るのか、
なにか代用品にはならないか、
そんなことをしっかりと考えるきっかけになればいいですね。

あと、特定のモノがこのコロナウイルスに効果的だなどと謳って販売する業者さんがいるけども、
これに、専門家からの意見として、
「効果がありません」って言われたりする。

本当のところは、効果があるかないかも
本当のところは分からない。

そういう意味で
コロナに効果があるから、ないから、
そういうことではなくね、
自分が良いと思って信じているものを
そのままやり続けるということでいいんじゃないか。

本当の意味での「正しい怖がり方」ということを考えていく
そのきっかけになればいいかなと思います。

今回のコロナ騒動をきっかけに
Before Corona、After Coronaと言い方ができると思うけども、
こういうことがあったことをきっかけにして
一人ひとりが考えられるようになればいいんじゃないかな。

また、今回の騒動がきっかけとなって
テレビ電話であったり
Zoom会議みたいなことが広まったと思う。

それで今回それに取り組んでおられる方々の中には
今までもやろうと思いながらやらなかった・やれなかった人がたくさんいるでしょう。
その人たちが今回の騒動がきっかけとなって
取り組むようになったと言えればいいんじゃないかなと、
私は考えています。


正しい怖がり方という意味ではね、
不要な外出は控えるとか、
人ごみは避けるとか、
人の密集するような会合には参加しないとか。

そういうことも本来でしたらインフルエンザが流行ってくるような
シーズンであれば当たり前のことだと思いますね。

こういう当たり前のことも見直すきっかけになったらいいですね。

今改めてその街の景色に気を向けると
自分の住んでいる町から感染者が出たというとき、
ものすごく慌てふためいている人たちが目につきます。

感染が判明したというだけで
その人も自分も、もしかしたら同じ電車に乗り合わせたかもしれないわけで
もう慌ててもうどうしようもないこと。

あぁ、出たのねと、
これまで以上に気をつけよう、
それだけでいいと思いますけどね。

過度に不安になる必要はなくて、
もうちょっと落ち着いて反応する。

一連の騒動のそもそもの本質は
先が見えないことへの不安があるでしょう。

じゃあ、先って何だろう。

先のことって、わからないものなんですよ。

明日、地震がくるかもしれないし、
今日、交通事故に遭うかもしれない。

むしろ、こういうピリピリした空気が続くことで
交通事故なんかが増えていくのが嫌だなと危惧します。

最後に、備蓄のこと。
これは知り合いからの情報でも、
アメリカでは、この先数週間は暮らしていけるように
最低限の生活用品、食料を備えておくようにという情報が流れるだろうと
知人を通して聞いてはいて、
そして実際に外出禁止令が出たりもした。

これでまたいろんなことをする人が増えるだろうけど
そもそも考えた時に備蓄っていうのは今回に限って
必要なわけではないんですよ。

2011年3月1日、東日本大震災。
その直後から専門家の意見として
日本列島全体が地震の活動期に入ってますよ、
それが約50年間と言われていた。

あの時点ですでに活動に入ったとしてしても
今の時点から考えて、
まだ向こう30年間は、いつ地震が起きてもおかしくない。

そういうところに今私たちが住んでいる。
そう考えると普段からやっておくべきことですね。

惑わされるのではなく
自分が健康に良いと思ってやってきたことはやればいいし、
不必要に煽られるものでもなく。
自分で考えるってことですね。

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