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【ヤンチャ仕様】XSR125のカスタム・改造一覧【旭風防】

俺がXSR125と出逢って早くも3か月が経った。その間に俺はさまざまなカスタムを相棒に施した。今回はそのカスタム遍歴を振り返っていこうと思う。なお、紹介するのは基本的に時系列だが、一部は便宜上前後しているものもある。ほとんどの読者には参考にならない内容が多いと思うが、ほかの誰にも分からないようなこともあるはずなので、ぜひ読んでみてほしい。

俺好みで俺に相応しい「ヤンチャ」な単車になったXSR125

まずはスマホスタンド・USB電源・グリップヒーターの3点セットだ。スマホスタンドとUSB電源はデイトナの「17234」と「98438」で、グリップヒーターはYamaha純正品の「180C」だ。スマホスタンドには、GoPro制御用のiPhone SE2を設置している。俺はiPhoneというかApple系のデバイス全体が嫌いだが、iPhone SE2は近年のAndroidより筐体が大幅に小さいから重宝している。

これは記事執筆時点での状態。ハンドルバーバッグのスペース確保のため入り組んでいる

次はミラーだ。過去の記事でも書いたが、XSR125の数少ない欠点のひとつが安っぽいミラーだった。そこで俺はより旧車感を出すために、デイトナのハイビジミラー「98795」に交換することにした。しかし、ヤマハの右ミラーは逆ネジになっているため、そのままではミラーを装着できない。さすがデザインと品質のヤマハだが、わざわざオフセットバー「15995」を買わないといけないのは面倒だった。

ハイビジミラーは左右共用なので、ヤマハ車に装着する場合は右側に正ネジ用のバーが必要

続いてゼットファーザー仕様の旭風防だ。もともと俺はXSR125にどこか旧車的な雰囲気を感じていて、そこに惚れがゆえに、眼中になかった125ccクラスの単車を選んだ。実際、XSR125のタンク形状がXJRと似ている。だから俺はXSR125を少しヤンチャ仕様にしたいと考えていて、ヤンチャな単車といえば旭風防だ。

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しかし、XSR125のような現行車に旭風防を取り付けるのは容易ではない。まずハンドルの絞りがほとんどないから、ブレーキマスターシリンダーが風防に干渉する。そのせいで風防の位置がどうしても奥になるから、ライトに布タレを巻き付けるのが難しい。だから、最初はこんな感じでかなり無理があった。

徳島が誇る峠「鳴門スカイライン」にて。布タレを無理に締めたのでパツパツになっている

せっかく旭風防を付けるなら「新幹線」にしたいものだ。マスターシリンダーとの干渉を少しでも減らすために、右側のミラーとマスターシリンダーを可能な限り右側に移動させた。また、風防を固定するためのステーもさらに曲げて、なんとか新幹線スタイルの風防にすることができた。ただし、布タレをライトに結ぶのは無理だったので、メーターのところで固定した。

時速100km/h以上で暴走してもまったく緩む気配がないので、完璧な固定方法だろう

むしろこのほうがライト周りが隠れないので俺好みだが、この時点では距離が開きすぎていた。ライトの位置を上げるのは面倒だし、せっかくのフォルムが崩れてしまう。試行錯誤を繰り返したせいで、ハンドルにはたくさんキズがついてしまったが、これは気にしないものとする。ハンドルについてはまたあとで説明しよう。

鳴門市の「大麻比古神社」にて。この時点では旭風防の位置が高すぎる…

XSR125のもうひとつの不満が純正マフラーだ。どこか抑えつけられたような大人しいサウンドで、半ヘルの風切り音もあって高速走行中は排気音がほとんど聞こえなかった。また全体的にこもったような音で、高回転域の伸びも苦しそうだった。音が良いマフラーといえばヨシムラだが、選択肢が2つあったので悩んだ。

ひとつが「ストレートサイクロン」で、もうひとつが「GPマグナム」だ。XSR125乗りに人気があるのはストレートサイクロンだが、俺はGPマグナムにした。理由は単純で、GPマグナムのほうが音量がデカくて、音色もヤンチャだからだ。とにかくブリブリした音を響かせたかった俺には、このマフラーが最適解なのだろう。今まで抑えつけられていたものが解放されて、低速トルクも高回転域の伸びも良くなった。

続いてハンドルポストだ。これはまったく想定外のことだが、XSR125があまりに楽しい単車なので、俺はロングツーリングにも行きたいと思うようになった。その際は積載量ができるだけ多いほうがいいので、エンデュリスタンの「ハンドルバーバッグ」を付けることにした。このバッグはハンドルバーに固定するものだが、XSR125のハンドルポストは上部に余分なプレートが付いているので、そのままでは装着できない。

このように、ハンドルポストの間に余計なプレートがあるため、これを無くす必要があった

そこでハンドルバーを交換する必要があった。いろいろ調べたところ、ハリケーンのXJR用のハンドルポスト「HB0616B」がXSRにも適合するらしい。ここでもXSRとXJRには縁がある。しかし、純正品と比べてハンドルが3.5cmほど下がることになるので、ライディングポジションが心配だった。とにかくハンドルコストを交換しなければバッグが付かないので、やってみることにした。

XSR125のハンドルポストは異様に高いが、これに変えると3.5cmほど低くなる

作業自体はいたって簡単だった。ハンドルポストを裏側から留めていたナットが非常に固かったが、それ以外はスムーズにできる。ただし、新しいハンドルポストは2枚のワッシャーと1個のナットで留める必要がある。俺はまず指先で2枚のワッシャーをボルトにはめ込んで、それを指先で押さえたまま別の指でナットを入れて回した。そのあとで14mmのディープソケットで最初と同じくらい固く締め込んで完成だ。俺はいろんな楽器をやってたこともあり手先が器用だが、そうでなければこの作業はかなり難しいかもしれない。

交換後のハンドルポストには余計なプレートがないため、ハンドルバーバッグを装着できる

ところで、俺の体格(身長174cm・リーチ183cm)では純正ハンドルが運転しやすい。ハンドルポストを替えてから、さらに乗りやすくなった。下手にハンドルを絞ったり手前に持ってきたりすれば、おそらく俺の体格に合わない不自然なポジションになり、峠を走る楽しさも半減してしまう。ハンドル位置が下がったことで、旭風防がライトに近づいてカッコ良くなったから、ハンドルはこのままで行くつもりだ。

ハンドルの絞りもライトの高さも変えない場合、新幹線風防はこれくらいが限界

これでエンデュリスタンのハンドルバーバッグの取り付けができるようになったが、バッグの取り付け部分の厚みが予想外に大きかった。もう一度ハンドルバーを取り外し、バッグの台座を差し込んでからハンドルを固定し、バッグを装着しないといけない。これから同じことをする人は、ハンドルバーバッグの装着とハンドルポストの交換は同時にやろう。

このようにハンドルポストの間にハンドルバーバッグを固定する

それからラジエーターガードも装着した。言うまでもなく剥き出しのラジエーターには、虫や小石などの衝突でフィンが曲がり、冷却性能が低下してしまうリスクがある。また、XSR125のエンジンまわりにはシルバーのパーツが多いため、ブラックを増やして全体的なトーンを抑えたかった。そこで最適なのがXSR155の純正ラジエーターガードだ。このように、XSR125にも簡単に装着できた。

さすが純正パーツというだけあって、ラジエーター保護にもドレスアップにも完璧だ

旭風防に何枚かステッカーを貼った。パーツメーカーと旭日旗、さらに「愛羅武勇」のステッカーだ。そのほかにチェンソーマン関連のステッカーも用意しているが、諸事情でまだ貼れていない。実はチョビ三段シートをオオカワシートに発注しているのだが、納期は11月以降なのでそのときにまた記事を書こうと思う。以上が俺がこれまでに行ったXSR125のカスタムだ。

道の駅「ひなの里·かつうら」にて

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