【一級建築士】花畠マル秘ノート<居住施設編>独立住宅【日本】
時代の流れ
この年表で覚えてほしいのは、上流階級の住宅の造が、寝殿造→主殿造→書院造→数寄屋造の順で進化していった歴史です。町家と呼ばれるものは、今西家、吉島家ですかね。そのほかにも黒壁などもよく出題されています。分野別に整理すると理解しやすいです。
農家の間取り・町家の間取り
農家の家はL型が基本で、土間に近い部分を庭で行っていたと思われます。農家なので、作物を広げて干したりしましたよね。いわゆる作業場があったものです。そこから土間をと広間を配した三間取りや厨房まである四つの間型(中国に多い間取りですね)が出てきました。町家は台所が通貨できて表から裏道に抜けるように作られていました。
大壁と真壁
ここは名称を問う形で出題されるところです。無双四分一、ちりじゃくり、ぞうきんずりなど細かな名称も覚えていきましょう。
書院造り<床の間>
書院造の本勝手の基本です。左側と右側に配置するそれぞれのものを覚える必要があります。けっこう個々の問題も出題されていました。最近は、作品のほうが多い傾向ですが、また、こっちも出題される可能性があります。
書院造り<江戸間と京間>
江戸間は、柱寸法によって畳の寸法が変わってきます。今日間は畳の寸法は一定で柱やスパン割を畳に合わせて決めていきます。その違いですね。
独立住宅の構成
町家の貫通通路の台所は、住人以外も通過していたんですが、プライバシーを確保するように中廊下型に発展していきました。
池辺さんの作品のひとつです。立体最小限住宅と合わせて代表作ですので2つはしっかり押さえておきましょう。
コートハウスの原点ともいえる作品です。敷地境界は全て塀で覆われています。その中に中庭があってT時に近い間取りですね。
篠原さんのシンプルな住宅が出題されてもいいんですが、あまり出題されていないです。
ここ、引っかかりやすいですよね。立体最小限住宅と、最小限住宅の違いや建築家の違いを確認してください。
軸組と枠組の比較表です。構造や施工でも出ますので違いは目で見て押さえておきましょう。