【一級建築士】花畠マル秘ノート<環境設備編>日照と日射(日射編)
ひっかけ問題で出てくるピンポイント対策
わかりづらい部分をマル秘花畠ノートを見ながら、過去問を解きましょう!
<日射編>日照と日射をまず区別して学習しましょう
ポイント1
大気放射は昼間だけでなく24時間発生している。これ、しょっちゅう出題されています。(大気放射は、日照時間の長い夏期のほうが多い・・・×ですよ!日照は関係ありません。これは日射の問題。日照とは切り離して考えてください。)
大気放射は、夜間放射が多くなる冬のほうが大きくなりますよ(寒いけど、空が透き通った感覚をイメージする)
ポイント2
確実に出題してくる部分です。終日日射量のギザギザ曲線を描けるように訓練しましょう。
グラフは北緯35度(東京)の終日直達日射量を表したものです。
①夏至の水平面終日直達日射量は、
・冬至の南面終日直達日射量より大きい
・春秋分の東面終日直達日射量より大きい
②冬至の水平面終日直達日射量は、
・冬至の南面終日直達日射量より小さい
・春秋分の東面終日直達日射量より大きい
という感じで出題されます。
ポイント3
Low-Eガラスは、反射率が大きいガラスで日射遮蔽率が優れている
複層ガラスが基本。金属コーティングが空気層の室内側は冬期の断熱のためのもの
(屋外側に金属コーティングがあるものは夏期用の日射遮蔽のためのもの)
グラフは、縦軸が透過率、横軸は波長ですね。380nm以下のものは紫外線、780nm以上のものは赤外線です。一般ガラスは可視光線の波長380nm~780nmと、赤外線範囲の3000nmの範囲をほぼ100%の割合で日射を透過します。(グラフはそう表現しています)Low-Eガラス(グラフの上)は、可視光線の380nm~780nmの範囲を80%の割合で日射を透過します。グラフの点線は反射率を表します。実線と点線の中間領域は吸収率という領域になります。見てわかるように赤外線部分はほぼ反射していますよね。