"度し難い日々にとどめを刺してくれ" 偽りのないままでは分かり合えないと分かって、 二の句のない君に腹を立てた。 まるで君のように、 ただ流れるままに今を生きる生活か。 まるで逃亡犯のように、 日々の憂いに息を潜めてやり過ごすだけの生活か。 "見つからないのように 見つけないように" 『これから先どうしたい?』
あいつが出て行った日から、やけに暑い日が続いている。 肌にベッタリと張り付いたTシャツが、俺の今日までを許してくれてるみたいで腹が立つ。 隣の部屋からの情報の余りものが、1週間ぶりに午後から雨が降ると告げた。 なんとなく思い立って、歩いて10分ちょっとの喫茶店にモーニングを食べに行くことにした。 正直どんなこじつけでも外に出なければと思っていた。 午後から雨が降るわりには暖かく、雲も少ないようだ。 木々も俺とは比べ物にならないくらい生き生きとしていたが、却って土は水分が抜け