人生最期はどこで眠りたいですか?
そう、死後のお話。
既婚者だと夫や妻と一緒の場所、もしくは夫の実家に先祖代々のお墓があればそこに眠ることが理想で、それが世間で言うほぼ常識なのかもしれません。
今の正直な気持ちを
言うとしたら…
実家の父が眠っている納骨堂もしくは、樹木葬で地元に眠りたいです。
(※ ちなみに私の実家は、父の意思を尊重しお墓を所有していません)
そう表現すると真っ先に思われるのは夫や夫の実家との不仲説。
夫は本家の長男で、先祖代々のお墓があり普通ならばそこに眠ることが理想なのでしょうね。夫の両親、夫の祖父母はすでに他界。生前はなんだかんだと嫌なこともありましたが、それが大きな理由ではありません。
ここで理由のいくつかをあげたいと
思います。
▫️物理的距離
▫️子どもたちへの負担
▫️夫との心の距離…
3つ上げましたが結局、一番は?って問われると、やはり"夫との心の距離"が大きいかもしれません。
やっぱり不仲だから
じゃないですか!!
心の距離= 不仲 …
って構図になってしまうのなら、
そう思ってもらっても構いません。
だからと言って、同じ空気を吸うのも嫌だとか、会話が全くないと言う訳ではありません。
結婚生活を10年、いや20年以上経っているご夫婦でしたら、少しは理解して頂けるかもしれませんが、2人きりの生活から子どもが生まれ、一緒に子育てをしながら色んな時間を共有し、
大きな出来事があった時、その時の行動や言葉、価値観が今の心境を作り上げていった。そんな気がします。
不満や疑問など心の内をずーっとしまい込んで来た訳でもなく、その都度、
ぶつけて喧嘩もしてきました。
改めて口にすることではなくても、
あの時のあの言葉や態度…
特に自分が精神的に落ち込んでいる時に言われた言葉で、嫌な思い出として一つではなく正直2つ3つとあります。私にとっては簡単に消え去る言葉ではなく、気づけば深い見えない傷として心に残っていたりします。
そんなことがきっかけとなり、大きな決断のような思いに至っているのでしょうね。
こんな思いを冷静に判断したり、広い視野でのお話が聞きたくて、あるご住職に質問をしたことがあります。
色んなお言葉を頂けた中で、
とても印象的だった言葉があります。
"お骨は歩かない"
"お骨は喋らない"
心にグサッと刺さりました。
他にもたくさんの言葉を頂きましたが、この言葉に尽きる気がしました。
そうなった時のために、その思いを誰かに伝えて置いたり 然るべき行動は必要であるということ。
法律では可能な形であるとしても、決して世間で言う常識的行動とは言えない決断になる訳ですから…。
まだ先のことのようで、明日明後日のことになってもおかしくない。
とても繊細で難しい話題でもあり、
心穏やかな時に 「 将来、どこに眠りたいと思ってる?? 」って、
気軽に聞けるタイプだったら気楽なのですが、無口で気難しい夫。
ほんとタイミングが難しい…
と言っても、一番 伝えるべき人は夫に決まっている訳で。
今年は自分自身、健康体な方だと思っていたのに、体調を崩し手術そして入院と言う経緯もあり、余計 死について真剣に向き合う時間が増えた気がします。