あの言葉の由来
中学時代は体育教師を目指していたが、
実家の経済的事情で進学を断念。
中学卒業と同時に上京した。
そして、様々な職業を転々としながら
ボクシングに打ち込んだ。
しかし、気持ちの面では強いとは言えなかった。
少しでも試合の形成が悪くなると
試合放棄に近い行動を取って勝てる試合を落としたり、
ランニングが嫌いで
「走ってくると言ってジムを飛び出し、実際には走らず、頭から水を被って帰ってくる」
ということを繰り返していた。
それでも幻の右と呼ばれるパンチと卓越したディフェンス技術で頭角を現していき、
結果が出るにつれて練習態度も改まっていった。
彼の気持ちを奮い立たせた要因は他にもあった。
それは「実家の生活を助ける」というものだった。
彼は3度目の世界挑戦で王座を獲得。
そのファイトマネーで両親に新築の一軒家を
プレゼントした。
その頃は、
既に妻と娘がおり彼自身の生活も貧しかったが、
彼は妻に、
「世界チャンピオンになった。でも、このファイトマネーは俺にくれ!実家の暮らしを助ける為に俺はボクシングを始めたんだ。俺は、これから必ず5回は防衛するから」
と告げ、妻もこれを容認。
そして、約束通り彼は5回の防衛を重ねた。
現役引退後は、
タレントや俳優としても活動し、
高い人気を得ている。
ちなみに世間で広く使われている
「ガッツポーズ」という言葉は
彼の名前が由来とされている。
彼の名前は、
ガッツ石松
以上、「あの言葉の由来」でした。
※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。
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