除隊後の人生
幼い頃から映画(特に洋画)とドラマが大好きだった。
高校を出たら俳優になりたいと思っていた。
自衛官をしていた父には
俳優になりたければ自活するようと言われ、
高校卒業後、自衛隊に入隊した。
しかし、
本格的に俳優活動をしたいと思い、
1年半ほどで除隊した。
除隊の際、
上官からは「自衛隊は俳優養成所じゃないぞ」
と叱られたそうだ。
デビュー後は、神風特攻隊が主題の演劇に出演。
この作品は自身の代表作
「THE WINDS OF GOD」に発展していく。
また、日本アカデミー賞助演男優賞を受賞。
「THE WINDS OF GOD」
のニューヨーク公演を成功させるなど、
役者としての功績を積み上げていった。
しかし、54歳の時に大腸癌を患っていることを報告。
長年、多忙な日々を送る一方で健康診断を受けておらず、発見時には既に手の施しようのない「ステージ4」まで癌は進行していた。
主演舞台である「THE WINDS OF GOD」は降板。
千秋楽の舞台挨拶には顔を出し復帰への思いを語っていたが、その顔立ちや体型は明らかに痩せ細っており、まるで別人のようになっていた。
この挨拶から23日後、
彼はこの世を去った。
彼のお別れの会には、
梅沢富美男、大和田伸也、中居正広をはじめとした著名人や関係者600人ほどが参列した。
彼の名前は、
今井雅之
以上、「除隊後の人生」でした。
※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。
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