天狗になっていた
中学を卒業し工業系の高校に進んだが、
数ヶ月で中退。
そして2年間ほど引きこもり生活を送ることになってしまった。
それに困った母親は、
ラジオでお笑い養成所の生徒募集の話を聞き、資料を取り寄せ、
ようやく彼は引きこもりから脱却することができた。
それと同時に牛丼屋でアルバイトを始め、
そこで現在の妻と出会った。
お笑いの世界に入って5〜6年が経った頃、
先輩芸人のライブにゲスト出演。
そこで歌ネタを実験的に披露したところ、
爆笑を取ることができた。
これで自分のネタに自信を持った。
また、先輩芸人の結婚披露宴で同じ歌ネタを披露。これが大阪のローカル番組で放送され、
以降はテレビ出演が激増した。
ブレイク後は着うたがリリースされ、
ダウンロード数は200万件を超えた。
しかし、
ブレイクは長くは続かず、仕事は激減。
週5日はオフ。
仕事に行くふりをして家を出たあとは日が暮れるまで公園で過ごすという日々が続き、
ブレイク時の貯金を切り崩して何とか生活していた。
仕事が無くなった原因は、
「天狗になっていたから」と自ら語っている。
あまり知られていないが、
当時の彼には相方がおり、相方の地元に営業に行くと「何でお前の両親は俺に挨拶に来ないんだ?」と言ってしまったこともあったそうだ。
その後しばらくしてコンビは解散している。
今では地方のローカル番組でレギュラーを複数抱えており、
「一つ一つの仕事を丁寧にこなし、再び天狗にならないように」と自らに言い聞かせて仕事に向き合っている。
彼の名前は、
ムーディ勝山
以上、「天狗になっていた」でした。
※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。
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