転校生
滋賀県甲賀市に生まれた彼の名前は、
「誰にでも覚えてもらいやすく、海外でも通用しそうで、小学生から漢字で書けるような名前にしたい」
という両親の希望によって付けられた。
足がとても速かった彼は、
小学校2年生のときに野球を始めた。
高校は山梨県の学校に進んだが、
2年生に進級する前に自主退学。
滋賀県の地元の近くの学校に転校した。
高野連の規定により、
転校後1年間は公式戦出場を見送った。
3年生に進級するとレギュラーに抜擢された。
最後の夏の大会では、
県大会の3回戦で敗退したため
甲子園出場は叶わなかったが、
彼自身は打率.571という好成績を記録した。
また、高校通算では
練習試合を含めた対外試合で
50回以上盗塁を試み、
失敗したのは1度だけだった。
この俊足を高く評価され、
高卒でドラフト指名を受け、
阪神タイガースに入団することが決まった。
高校時代に転校を経験した選手がプロ入りを果たすことは極めて異例だった。
プロでは4年目から一軍に定着。
スタメン出場は少ないものの、
持ち味の俊足を生かし、
「代走の切り札」
として試合の勝負所で起用されている。
彼の名前は、
植田海(阪神タイガース)
以上、「転校生」でした。
※この記事は彼の半生の極一部を抜粋して書いたものです。
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