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#72 ARABAKI ROCK FEST中止を受けて開催された、ベランダキャンプで痛感したこと
どうも。
防災ライフスタイルブランド「+maffs」中の人。
北里 憲です。
初めてご覧いただく方は、是非こちらも合わせてお読みください。
さて、昨日は会社を変えたいと考えるとき、何が大切なのか。挑戦は善で停滞は悪だという二項対立思考に気をつけながら進めてかなきゃいけない。って話をしました。
一応言うと、根本的に挑戦は生で、停滞は死だと思ってはいます。でも、その意識に支配されると、盲目的になって足を救われるよね。と言う話でした。
そんな本日は、ベランダキャンプで凍えた話。
なんだけど、前置きが長くなります。というか、ほぼ前置きになります。
僕たち家族はARABAKI ROCK FESTという、宮城県で開催されるロックフェスに家族で行くのを結婚してからの毎年行事にしています。
この6年で行かなかったのは、ゴールデンウィーク前に親父の癌が発覚した年と、コロナによって中止になった昨年だけで、それ以外の年は長男が2歳だったり、次男が1歳だったりしても行く。
家族だけで、子供二人をケアしながらフェスを楽しく過ごすのはかなり大変なので、妻の姉妹達の助けを借りたり、後輩の力を借りたりして一緒に行ったりしてます。
#ARABAKIに一緒に行ってくれる家族募集
ARABAKI ROCK FESTは昨年が20周年。そして、震災から10年となる今年こそはと、ARABAKI ROCK FEST20/21として開催されることが予定されていました。
僕たち家族は、きちんと取るべき対策はとるし、公共のルールには従います。マスクをするべきところではするし、消毒もする。でも、その上で、出来る限り普通(子供達と銭湯にも行くし、映画にも行くし、キャンプにも行くし、電車にも乗る。)の生活をすることを決めています。
だから、今年こそはARABAKIへ。と、思って準備を進めていました。
けれど、先の緊急事態宣言を受け、中止となってしまった。
今年のARABAKIは開催できる為に取り得る対策をとにかく徹底していて、例年は通常客(日帰りやホテル泊組)と、キャンプ客を同時に受け入れていたところを、キャンプフェスとして開催。
人の往来、会場内での密集に対し出来る限りケアをしながら、会場内の決済を全て電子マネー化。
さらには来場客全員への抗原検査の実施。会場外からの再入場時にも抗原検査の実施。
アーティストにもコールアンドレスポンスをしないように要請する。
など、「開催できるための全部盛り」を準備していた。
#オリンピックはこれをテンプレートにできるくらいだったと思う
運営主催者さんからは、僕たち来場者もARABAKIを開催し、これからもその他のフェスも含めて開催を存続する為の大切な「要素」であることのメッセージが綴られていた。
きっとこんなふうに、来場者の来場前後にまで言及するようなことはしたくなかったはず。
それでも、オリンピック前に開催されるフェスで仮にツッコミどころを作ってしまったとすれば、後続のフェス開催にも影響がある。(一応、オリンピックにも。と言っておく。)どれだけ繊細な対策を取っていてもそこは無視されて、起きたことだけにフォーカスされ、切り取られた報道がされてしまう。
こんな時期だから、そもそもリスクを伴う挑戦などしなければいい。
それも、一つの意見だと思う。
でも、僕は、この1年間のフェス文化のスタートラインとしてARABAKIを開催しようと尽力された全ての方達の挑戦は本当に素晴らしかったと思う。
僕たちが準備したものは、来年使えばいい。
だって、次回開催されたら、絶対に、絶対に参戦するのだから。
という、壮大な前置きを経て、ベランダキャンプで凍えた話をします。
ARABAKIでは家族初のテント泊をする予定だった。
#僕はテント泊は苦手です
#正体不明のテナガムシが出たり
#トイレが怖いからです
子供達はたいそう楽しみにしていたので、中止の代わりにベランダにテントを貼れと言い出しました。で、ベランダにテント貼ったら、夜になって長男がテントで僕と寝ると言い出しました。
長男が珍しく、母意外と寝ることを自ら言い出したことや、この体験は防災体験としても有益かも。と、思って軽い気持ちでOKしました。
テントの中に少し厚手のレジャーシートを引いて、いくつかのクッションと、中厚の羽毛布団を仕込んで就寝。
春とはいえ、寒かったらと思って、靴下とヒートテックタイツを着込んで、パーカーで寝ました。
狭いテントの中では寝相の悪い長男が七転八倒している。
腰の痛みと、痛さにも似た寒さを感じて起きたのが夜中の3時。
羽毛布団を全部剥ぎ取り、寝袋状態ですやすや寝る長男と、コンクリートの床に全ての体温を奪われて凍える僕。
家に入って、敷物をと思ったのだけど、テントの中があんまり綺麗じゃないから、他の布団とか入れないで。と、マジなトーンで言っていた妻の顔を思い浮かべて、断念。
そこからは寒すぎて、寝れないし、腰は痛いしで、ベランダキャンプを甘く見た僕は大敗したのでした。
東北にこれで臨んだら、やばかった。し、もしもの時に避難所でテント泊するにしても、「地面対策」必須である。と言うことに、気づけたのは唯一の成果だったと言えるかもしれない。
と言うことで、鼻が止まらない北里がお送りしました。
本日はこの辺で。
最後まで読んでくれてありがとう。
また明日。