【COVID-19対策・免疫力UP】シリーズ第2弾 〜アロマセラピー編〜
今回はアロマセラピーの分野から、これまで数々の優秀なアロマセラピストを育ててきた薬剤師兼アロマセラピーインストラクターの大津聖子がお話しいたします!
○アロマセラピーとは
今では多くの方がご存じのアロマセラピーですが、25年以上前は怪しげな療法として思われていました。(イギリス式をアロマテラピー、フランス式をアロマセラピー。)
現在では厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』のHPでも代替療法として取り上げられています。【1】
アロマテラピーという言葉は1930年フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセにより造語され使用されるようになりました。
アロマテラピーの定義(AEAJ):植物から抽出された香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。【2】
○アロマセラピー的COVID-19対策
★精油の抗ウィルス作用を利用して
【吸入法】
なかなか現在もマスクが手に入らない!!
使い捨てマスクを"使い捨て"出来ない状況です。
お手持ちのマスクの内側にティシュを折りたたみます。そこに精油を原液1滴垂らして使いましょう。マスクを外すたびに、内側のティシュのみを交換すると衛生的にマスクを使えます。マスクの内側にフィルターシートをつけると、さらにマスクの機能が高まります。
帰宅後、洗面器に中性洗剤を入れ、数分マスクを浸してからよく水洗いします、(くれぐれもゴシゴシ洗わないで)風通しの良いところで乾かします。乾いたらアロマスプレーを数回スプレーしておきます。これで数回は使えます!!
〈オススメの精油〉
・メリッサ(Melissa officinalis)
・サイプレス(Cupressus sempervirens)
・ティートリー(Melaleuca alternifolia)【3】
成分に1-8シネオールが多く入っていることにより免疫調整作用が示されていると言われています。【4】
【アロマスプレー】
(作り方)
①スプレー容器(50ml) に無水エタノール5mlと精油3~5滴入れる
②精製水を45ml入れてよく振って混ぜ合わせる
アロマスプレーを作ろうとしても、現在消毒用エタノール・無水エタノールが手に入りません!!やっと昨日高濃度のお酒(ウオッカ)を厚生労働省は消毒液として認めましたが‥。遅い!!たぶんウオッカ(スピリタス96%)も売り切れていることでしょう。老舗酒造メーカーも製造を開始し始めたようですが。
(消毒用エタノール等が手に入らない場合→手に入る度数のウオッカで精油を溶かしましょう。もともと精油が脂溶性のため水に溶けず、それを溶かすためにアルコールを使用していますので。)
アロマジェル(アロマオイル)呼吸をしやすくするために胸に塗布
ジェルを作る方法もありますが、中性ジェルチューブ(2000円くらい)を用いて精油2~3滴をよく混ぜて使用することが一番簡単です。
〈オススメの精油〉ユーカリ(Eucalyptus globules)
大正製薬ヴィックスヴェポラップの塗り薬の成分もユーカリですね。
ジェルは広範囲に塗布すると体温が下がってしまうことがあります。
また使用する精油によっては、かゆみや炎症を起こすこともありますのでパッチテストを行ってください。
★リラクゼーションのために
見えないコロナウイルスとの戦いは、私たちの交感神経を常に優位にしている状態です。ほっとする時間を大切にしたいですね。
*バスソルト
天然塩(食用可)大さじ1杯に精油1~5滴を入れてよくかき混ぜる
お風呂のお湯に入れて、良くかき混ぜて入浴します。
お塩の利用で血行を良くして、発汗を促します。
*免疫力アップのために
思いっきりため息をつきましょう!!
4秒息を吸って8秒吐き出す。このことで副交感神経が優位になりますよ。
以上、アロマセラピー的対策をお届けしました!
続いて第三弾は「アーユルヴェーダ的【COVID-19対策・免疫力UP】」です!
乞うご期待!
(※あくまで個人的な見解です)
【1】https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/index.html
https://www.cochrane.org/ja/CD009873/SYMPT_yan-huan-zhe-nozheng-zhuang-huan-he-nidui-suruaromaserapitomatusazi
【2】https://www.aromakankyo.or.jp/
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/literature/info/vol9.php http://www.clnakamura.com/未分類/コロナウイルス対策2/
【3】
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0166354210008120
【4】クリニカル・アロマテラピー ジェーン・バックル著
【筆者プロフィール】
大津聖子 Seiko Otsu
医療法人義方会大津病院理事長
薬剤師
公益社団法人日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター
公益社団法人 日本アロマ環境協会認定 アロマセラピスト
ベビーマッサージ・キッズアロマ ディプロマ
PHP研究所認定 ビジネスコーチ(上級認定)
米国NLP協会認定 マスタープラクティショナー
国際キネシオロジー大学公認 タッチフォーヘルスレベル4修了
ハーネマンアカデミー・オブ・ホメオパシー ディプロマ取得
桜の名所である阪急夙川駅の川沿いに、2002年から17年間アロマセラピーサロン 「Centfoglia」を運営。 多くのクライアントの方にトリートメントを体験していただき(公社)日本アロマ環境協会の認定校としてセラピストを育成してきました。
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