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【COVID-19対策・免疫力UP】シリーズ第7弾 〜栄養学編〜

今回は東京でホメオパスとして活動している成瀬麻記子が
「栄養学+ホメオパシー」の観点から情報をお届けします。

◆感染症を予防する栄養素

まず、免疫upのための栄養素をみていきましょう。

ビタミンなら、
ビタミンC
ビタミンD
ビタミンA

ミネラルとして、
マグネシウム
亜鉛
セレン

その他、
タンパク質
オメガ3脂肪酸
プロバイオティクス

などがあげられます。

今回は特にビタミンDとマグネシウムに関してお話ししますね。


◆ビタミンDの薬理的効果

ビタミンDは血中カルシウム濃度を調整して健康な骨を作る働きがあり、
「くる病」を防ぐという役割が有名ですね。


しかし、ビタミンDの役割はそれだけではなく

抗ウイルス作用
免疫の調整
抗酸化・抗炎症作用
抗アレルギー作用
抗癌作用(大腸癌、乳癌など)
高血圧の抑制
高血糖の抑制
自己免疫疾患の予防
抗うつ作用
結核の予防
腎機能の改善
糖尿病腎症の改善
動脈硬化の予防
脳卒中の予防
抗酸化・抗炎症作用
パーキンソン病予防
アルツハイマー病予防
放射線防御 

など多岐にわたることが知られています。


◆ビタミンDはCOVID-19のリスクを減らす!

Covid-19に関しても有効であるという論文が
たくさん発表されてきています。

(注:日本の厚労省はまだエビデンスがないからと否定的ですが、
しっかりしたエビデンスが出てくるまでには相当時間がかかります!)

例えばこの論文(総説)

『ビタミンDの補給がインフルエンザとCOVID-19の感染と死亡のリスクを低減する』
(Nutrients 2020, 12(4), 988; https://doi.org/10.3390/nu12040988)


この論文ではいくつかのメカニズムから
ビタミンDは感染のリスクを減らすことができる
と言っています。

そのメカニズムとして、

・ウイルスの複製率を下げることができる
 カテリシジンとディフェンシンの誘導

・肺の内壁を傷つけて肺炎を引き起こす
 炎症を引き起こす炎症性サイトカインの濃度を下げる

・抗炎症性サイトカインの濃度を高める

ことなどをあげています。

その他にも
『新型コロナ感染と死亡の予防におけるビタミンDの役割』
(Aging Clin Exp Res. 2020 May 6; https://doi.org/10.1007/s40520-020-01570-8)

では、ヨーロッパ20か国の調査でビタミンD不足は
新型コロナウイルス死亡率を上昇させるという結果がでています。

参考:youtube ”Nobunaga栄養チャンネル”


◆太陽にしっかりあたってビタミンDを合成しよう

そもそもビタミンとは何でしょうか?

ビタミンとは
『必須栄養素でありながら体内で合成できない成分』
のことです。

しかし、ビタミンDは皮膚で合成することができるため、
現在ではホルモンの一種であると考えられています。


1日あたりのビタミンDの推奨量は
2000~5000 IU/日


実際のところ、
太陽に当たってどのくらいのビタミンDが合成できるか?というと

東京で半袖半ズボン(肌の露出度10%)で直射日光にあたると 800IU
同じく水着(肌の露出度50%)で直射日光にあたると4,000IU

だそうです。


直射日光でなく木陰などでも52%の紫外線量があるとのことですから、
木陰に長めにいるのも効果があります。

(日焼け止めを塗っていたり、窓ガラスごしはNG)

そして、ビタミンDは脂溶性なので、
夏の間に合成したビタミンDは肝臓にストックされます。

この夏はしっかり太陽を浴びてビタミンD貯金しましょうね。

◆食品からとれるビタミンD

食事でもビタミンDをとることはできますが、
含有量が少ないので食事だけで充足するのは現実的に難しいです。

代表的なビタミンD含有食品

乾きくらげ  3,420 IU/100g
乾椎茸    510 IU/100g
焼き紅鮭   1,540 IU/100g
しらす干し(半乾燥品) 2,440 IU/100g
あんこう肝(生) 4,400 IU/100g
           参照:食品成分表 2018  


これをみると鮭は入手もしやすいしなかなか優秀食材ですが、
くれぐれも養殖は避けて下さいね。

◆ビタミンDはマグネシウムが必要


そして、ビタミンDはマグネシウムがないと働くことができないので、
マグネシウムもしっかり意識してとりましょう。


マグネシウムの吸収をアップしたかったら、

マグネシウムの豊富な食品
(玄米、雑穀、ゴマ、豆など種のもの、海藻類など)
をしっかり食べて、

さらにホメオパシー版マグネシウムサプリとも言える
Mag-p.(マグフォス)を使うとマグネシウムのバランスを
整えることができます。

Mag-p.はティッシュソルトとして、
6X (6D)や12X (12D)などでとるのをおすすめします。

私はコンサルに入ってくれる人ほとんど全員にMag-p.はとってもらっています。

それはエネルギー産生や酵素反応など、ビタミンDに関係する部分だけでなく、とにかく一番大切と言って過言でないミネラルだからなのです。

太陽からの大切な恵み、ビタミンDを体でしっかり合成して、
免疫をアップしていきましょう!


【筆者プロフィール】

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成瀬麻記子 Makiko Naruse
日本ホメオパシーセンター町田玉川学園
~ Pure mind & body ~ 代表

JPHMA認定ホメオパス
名古屋大学院工学研究科修了。工学修士。

研究員として製薬会社等に勤務後、
子ども達の病気を通じてホメオパシーに出会う。

役に立つものはなんでも取り入れるという精神から、
波動測定器、心理学、栄養学などを取り入れ
ホメオパシーのカウンセリングに生かしている。

セミナー・勉強会等も随時開催中。

趣味は音楽鑑賞、美味しいものを食べること、猫と遊ぶこと

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