【外反母趾を作るゆがみ】
こんにちは!
柔道整復師の小森です。
今日は生活習慣が原因で外反母趾になっている人の身体の傾向ついてお話ししていきます。
※外反母趾のガイドライン(文献情報)はこちら
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/hallux_valgus/hallux_valgus.pdf
●結論
ガイドラインでは生活習慣が原因でおこる外反母趾は靴によるもの以外は解明されていませんが、僕の経験上、足の機能(筋肉)をしっかりと使えていない人が外反母趾になります。
具体的にいうと、つま先を外側に向ける”外旋”という動きが多い人が外反母趾になっています。
※厳密にいうとめちゃくちゃいろんな動きが重なっているのですが、主要な動きで説明していきます。
外反母趾初期の方でしたら、お尻〜ももの外側に筋肉をストレッチすることで、ほぼ治りますのでぜひ試してください。
ストレッチにおすすめの筋肉
・大臀筋(お尻の筋肉)
・ハムストリングス(もも裏の筋肉)
・外側広筋(もも前の外側の筋肉)
・大腿筋膜張筋(腰骨のすぐ下の筋肉)
トレーニングにおすすめの筋肉
・内転筋群(内ももの筋肉)
・腹筋群
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■身体の偏りからくる外反母趾
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まず、僕がいままで外反母趾の方を施術してきた経験から考える、外反母趾が起きやすい条件をまとめると
①お尻〜ももの外側の筋肉の緊張が強い
②筋力が弱い
この2つに絞れると思います。
まず、①の条件ですが、
お尻からももの外側の筋肉が硬くなることによって、つま先が外側に向く”外旋”というストレスがかかりやすくなります。
反対に、つま先を内側に向ける筋肉である、脚の内側についている筋肉は、運動不足の人ほど筋力が低下しており、
この、つま先を内側と外側に向けようとする力同士の”綱引き”の結果、外側組が勝ってしまうと、親指を外側に向ける力のほうが強くなります。
その綱引きで外側組が勝つ回数が増えれば増えるほど、外反母趾は進行していくと思ってください。
続いて、②筋力が弱いというのは、
①のお尻〜ももの外側の筋肉の緊張が強くなっても、内側に引っ張る力が強ければ、外反母趾は起きにくくなるのですが、座る時間の長い現代社会では、どうしても運動不足になりがちです。
毎週運動習慣があり、内ももの筋肉や腹筋系の筋肉をしっかりと鍛えることができれば、外反母趾は予防、改善できますので、少しずつでも運動をしていくことをオススメします。
画像の提供
xavaloxによるPixabayからの画像