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【足がつる原因】

こんにちは!
連日蚊にめっちゃ刺された柔道整復師、小森崚司です。

今日は「足がつる原因」について、現在わかっていることをまとめていきます。


●結論
現代医療では、足がつる明確な原因はわかっておりません。

現段階で足がつる原因として、以下の2つが考えられております。
①体液中のミネラル(電解質)のバランスが崩れる
②筋肉や腱の伸び感を感知するセンサーがうまく働かない


生活の中で上記の状態が起きるのをまとめると
・水分をあまり取らない(水分不足)
・大量の汗をかく
・過度の労働や運動による身体の疲れ
・身体の冷え
・筋力の弱い筋肉を使った後や急に負荷をかけた時
・アルコール摂取
・利尿剤等の薬の副作用
・妊娠中のカルシウム不足
・下痢
・人工透析

これらが原因で、①や②の状態が起きると、
神経や筋肉がちょっとした刺激で、過度に反応してしまい”足がつる”ということが起きてしまいます。

詳細は下記をご参照ください。

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■ミネラル(電解質)のバランスが崩れる
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電解質ってそもそも何?って思われる方が多いと思うのですが、
僕も専門家ではないので、イメージだけお伝えしておくと、

私達の身体は、約60兆個の細胞でできていると言われています。
その細胞の中は、液体(水分)で満たされており、水風船みたいな感じになってます。
その水風船の中の液体が塩水だったとすると、
その塩水の中の塩が電解質の存在に近いです(かなりザックリ)

この電解質は、細胞内液(水風船の中の水)と血液の水分量やpH(アルカリ性と酸性のバランス)を保ち、神経伝達を助けたり、筋肉の運動にも深く関わっています。

このバランスが崩れると、”足がつる”という現象が出やすくなると言われております。

また、一時的な糖分の過剰摂取も、糖質代謝(糖質の分解)のためにビタミンが消費されるため、足がつることもあります。

偏った食事や、栄養不足などが原因で起こる場合もありますので、
よく足がつる人は、ビタミン・ミネラルの摂取ができているか、日々の生活習慣を見直すことをお勧めします。

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■筋肉や腱の伸び感を感知するセンサーが働かない
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寝ている時や水泳等で身体が冷えた時に起こる”足のつり”は、この理由が考えられます。

身体の温度が低下してくるとセンサーの感度が鈍くなります。
そうなると、過度の緊張が起きても、それを抑制するためのセンサーが働かないため、足がつるという現象が起きやすくなります。

そのため、身体はなるべく冷やさないようにしておくことが大事です。

その他に、普段使わない筋肉をいきなり使ったり筋肉の疲労がたまったりすると、足がつってしまうこともありますので、無理はしすぎないように注意しましょう。


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■足がつってしまったら
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その場ですぐにできることは、
神経を刺激しすぎないようにゆっくりストレッチをするか、マッサージをするのが一番です。

ふくらはぎの場合は
・膝を伸ばして座る
・足の指先を手前にゆっくり引き寄せる
・アキレス腱を伸ばす

これらを改善するまで試してみてください。

もし、何度も足がつるのを繰り返してしまう場合は、血管系の疾患、内分泌系の疾患、神経筋疾患、代謝異常、薬剤の副作用によっても起こりえますので、気になる方は早めに医療機関への受診をお勧めします。

以上です。

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