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世界の料理を食べる会 ~食事も会話も最高のごちそう~

4年程前から 『世界の料理を食べる会(通称:World Grummet Tour~ワールドグルメツアー)』 という飲み会を職場の先輩と企画して、年に数回開催しています。都内には、世界各国のレストランが沢山あるので、いつもより少しいいお店を選び、本場の料理を楽しめるようにしています。
参加者は、色々な部署から幅広い世代が集まって、延べ150人近くになりました。

これまでに“行った”国は、モロッコ、インド、ブルガリア、インドネシア、ブラジル、ロシア、スペイン、ペルー、パラグアイ、ベトナム、中国です。
このツアーには、手づくりのパスポートと旅のしおりがついています。パスポートには行った国をイメージしてデザインしたスタンプシールを貼り、旅のしおりにはその国の概要やコトバ(挨拶、ありがとう、自己紹介と乾杯!は必須)を掲載して、現地出身のお店の人とコミュニケーションをとります。誕生月の参加者を祝ったり、異動する人がいれば激励会になったりすることもあり、それまで交流がなかった部署の人達と知り合うことも出来て、美味しい料理とお酒を前に楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。

ある企業では、社内の風通しや意思疎通をよくするため、所属や役職が異なる社員同士の飲み会を補助金付きの制度にした結果、精神的不調による休業者が6年間で3割近く減り、退職率も4%から1%台になる効果があったと報告しています。
直属の上司とは異なる角度から助言を受けたり、私生活についても気軽に話せるようになったり、というのが利点であり、単に職場内の親睦を高めるだけではなく、会社のビジョンや考えを共有することにもつながっているそうです。

世界の料理を食べる会は、ここまで大それたものではありませんが、職能・役職は関係なく参加したい人が集まり、仕事の話や、趣味の話もして、いつも和やかです。「次はどこの国?いつにする?」と楽しみにしてくれる人達がいる限り細く長く続けて、頑張っていたら誰かがどこかで必ず見ていてくれている環境になればよいなと思っています。

この会の開催には、それなりに準備が必要で、若干パワーがいることは否めませんが、ゲストに喜んでもらおう、楽しんでもらおう、と考えることは仕事にも共通する部分があります。喜んでくれている顔を見た時は本当に嬉しいものです。若者の飲み会離れが進んでいると聞きますが、ちょっと工夫を凝らした楽しい会を企画してみるのはいかがでしょうか?

【MT】

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