みんな "宝物" を持っている
私の強みってなんだろう?
大学3年生になって就活をちょっとだけ触ったときに考えた問いかけです。この強み探しってこれから生きていく上で自分の進むべき道を示す羅針盤になると思うので、いち早く発見しないとってむっちゃ焦ってました。さらに、去年はコロナ禍もあり1人の時間を多く取ることができたのもあり、ずっと1人でこもって考えていました。
じゃあいろんなことに挑戦して、その中で自分を磨いていけば、自分の強みが自然と湧いてくる。そんな幻想を描いていたこともありました。
でも、そんなことをしているうちに時間はあっという間に流れてしまい、コロナでこの世界が変わってから1年が経っていました。
コロナで世界は変わった、でも私はこの世の中の変化を活かして変化することができたのだろうか?
周りはコロナを経てぐんぐん成長するのを眺めて、自分と比較することはたくさんありました。そのたび自分が嫌になって、全てを投げ出したくなったことは何回、何十回もあります。
しかし、ある日自分の考え方が変わった出会いがありました。
たまたま読んだ本に書かれていたワンフレーズが自分のモヤモヤを晴らしたんです。
自分がナスビなら立派なナスビへ、キュウリなら立派なキュウリになるように、ひたすら努力を積み重ねれば良いのだ。
ナスビはキュウリにはならないから、私のような未熟なナスビは立派なナスビに成長するしかないのだと。他の人の強みを羨ましく思っても仕方がなくて、自分自身という宝箱にある強みの原石を知って、宝石になるまで強みを磨いていく、それしかないと思いました。
だから、私は無鉄砲に新しいことに挑戦するのをやめました。新しいことに挑戦する前に、ぐっと立ち止まって、自分の特徴を見つける必要があると思ったから。
そして、私がすでにやっていることに全力を注ぐことで、そこで培ったことが自分の強みになると思ったから。