自信を持ってやる

私は若い頃、「もっと自信を持って行動しろ」とよく言われました。
しかし、私は裏打ちされたものがなければ自信が持てませんでした。
それでも何とかしようと『自信を持っている自分』をロールプレイしてみましたが、分かる人には薄っぺらさが分かってしまっていたようです。

なので私は何の根拠も無く自信満々な人がうらやましいです。
何故そんなにも自信が持てるのか。
それを自分なりに分析してみました。
そしてある事が見えてきました。

私は必死に努力して、他人に誇れるレベルになるまで自信を持てません。
しかし、何の根拠も無く自信満々な人は、大した努力もしていないのに自信に満ちあふれているのです。
それは、おそらく自分の自信に対する要求レベルが低いからなのだと思います。
プロ級でなくとも、とりあえず形にさえなっていれば満足しているのです。
それで自分では出来ている事になるので、自信を持てるわけです。

日本人の多くは「英語は苦手」と言うそうですが、海外の人は「日本語得意」と言う人がけっこういるらしいです。
しかし実際に聞いていみると、『こんにちは』や『おはよう』の挨拶や知ってる単語を並べている程度。
これは明らかに要求レベルが低いからです。
単語が言えれば「日本語得意」になるからです。
対して日本人は流暢に発音まで完璧に出来ていないと英語を話せていないと、要求レベルが非常に高い。
そりゃあ自信持てないですよね。

これらが『自信』のからくりだと思います。
プロ級のレベルを自分自身に要求していたら、それは自信を失ってしまいます。
他人からの要求レベルにもよりますが、少しでも出来たなら、自信を持って前向きにやる事も大切なのでしょう。

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