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建コン就活体験記Vol.6「土木業界に染まりつつあるアラサーが”正直ベース”で就活を振り返ってみた」

こんにちは、中国支部若手の会のチューコンです!

9月がスタートしましたね!学生のみなさんはインターンシップに行かれて、色々と体験されている時期でしょうか。

さて、今年も、学生のみなさんのインターンシップや就職活動を応援したく、若手の会メンバーの就活エピソードを紹介していきます。

今回は、工学部出身・2020年卒業の”M”さんです。


1)はじめに

今回の「就活体験記」を担当させていただきます、Mと申します。

工学部から大学院に進学・就職し、現在は橋梁設計・補修の仕事をしています。生まれも育ちも九州でしたが、仕事を機に初めて本州・広島に赴任し、やがて5年が経とうとしています。

5年も経てば、先輩社員が専門用語で話すのを横目に「何の話?」と思っていたような言葉が少しずつ分かるようになってきて、技術の習得とともに自身のボキャブラの「おじさん化」も感じる今日この頃だったりします。

そんな私の就活エピソードについて紹介させていただければと思います。

広島名物・宮島の大鳥居(結構デカいです)

2)わたしの就職活動

①学部時代の就活

学部時代に建コンへインターンシップに行き「この業界(建コン業界)で働きたい!」とは思いましたが、具体的な会社までは決めきれませんでした。

というのも、当時は「希望のコンサルに入るなら院卒有利」みたいな風潮があり、「それなら2年専門の勉強・研究して入った方が良い」と漫然と思っていたからです。
(実際そのような優遇は無く、業界のことをしっかり研究した上で、自分の研究成果等を踏まえながら自己PRが出来れば、学部卒・院卒関係なく希望の会社に入れると思いますが…)

終わってみれば、大学院時代に学んだことや経験も自分の中ではプラスになったので、大学院の2年間は無駄ではありませんでした。

そんな大学院時代に入り1年が過ぎようとしていた頃、2度目の就活が始まりました。

②大学院時代の就活

院生時代の就活は「とにかく色々受けてみる=選考や面接を重ねながら感じたことをもとに選ぶ」という方向で進めていきました。

もちろん、色々受ける前に「自分のしたいことが出来るか」ということはマストで考えましたが、その上で「福利厚生」「給与」「自身が成長できる環境かどうか」「人員配置」「転勤のペース」などを見たり聞いたりしながら比べていきました。
(公開している資料だけでは分からない部分もあるので、実際どうなんだろう?という部分を聞いていった結果、地場の会社から大手まで幅広く、数もかなり受けました。)
 
「数多く受ける」というのはあまり賢いやり方ではないかもしれませんが、「行ってみたら全然違った・・・」という思いはしたくないなと思っていたので、面接官と直接話をしたり、会社のビルを見に行ったり、面接がオフィスだった際には働いている人の雰囲気を見させてもらったりと、最終的には「アナログな部分」で候補を絞っていきました。

私自身の感覚で言うと、やはり最後は「一緒に働く人がどんな人か」というところに尽きる気がします。

なかなか外側からは見えづらいとは思いますが、選考を重ねていく上で「この人と仕事がしてみたい」と思う人と出会えたら、会社を選ぶ理由としては充分ではないかなと思います。
 
スケジュール調整やESの提出など、一番ピークだった時は大変でしたが、だんだんと自分のしたいこと・自己PRなどが洗練されていったり、面接の場にも慣れていったりと成長を感じ、そんな中で『自分の将来を自分で決断する』ということを実感できて、私自身は結構楽しかったです!笑
そのため、今でも納得のいく選択が出来たと思っています。


3)これから頑張りたいこと

志望通り橋梁の設計をメインでやっている以上、いつかは自分が担当した橋を架けたいという気持ちがやはりあるので、そこを目指して頑張りたいと思います。

担当した橋梁で完成したものがまだ無いので、「橋梁の写真と一緒に自慢げにエピソードを語るやつ」がやってみたいです。笑

レインボーブリッジ・・・とまではいかないにしても、形と記憶に残る仕事がしたいです

4)まとめ

最後に、就活を通して学んだことを3つ挙げて、まとめにしたいと思います。

1.「業界を知る上ではインターンシップは有効!」

業界で働く人の生の声をたくさん聞ける機会は貴重だと思います。ざっくりでも良いので気になる業界のインターンに参加できる機会があればチャレンジしてみてください。

ちなみに、「インターンシップに参加していれば就活で有利になる」というのは確かにあると思いますが、スケジュール的に無理のない範囲でやるのが良いと思います。
(私の場合は1週間超という期間を使ってまで複数行く必要は無いかな・・・と思って複数社のインターンに参加するのはやめました。)

2.「入りたい会社は就活の中で見つけるのもひとつの手!」

「事前にしっかり調べて一つに絞る」というのがスタンダードなやり方かもしれませんが、その時に向き合ってみないと分からない部分もある上、ギリギリまで他の選択肢があった方が精神的には楽だと思います。そしてその上で「最後に自分で決断した」ということが、自身の中での納得感にも繋がると思います。

3.「せっかくなので就活を楽しんで!」

私は出版業界や音楽業界にも興味があったので、土木系の出版社や全然研究とは関係ない音楽メディアを手掛ける会社なんかも就活の合間に面接に行ったりしてました。笑

「就活生」という立場で立派な建物に堂々と入ったり、その業界で働く人と仕事の話が出来たりするのはきっといい経験になります。就活を機に、色々とトライしてみてください。

旧駒込橋の跡地 空き時間に土木遺産に会いに行くのも就活の醍醐味(?)です

5)おわりに

…ここまで『正直ベース』で就活を語る機会は、今いる会社でも、所属していた大学や研究室でもたぶん無かったです。笑

若手の会という団体に所属しているから(そして匿名性があるから)こそ話せる内容があるんだな~と今振り返りながら思っています。

ぜひ他の方の就活体験記、そして興味がある方は「若手の会」の活動も覗いてみてくださいね!

就活当時に寄った原爆ドーム 縁があって今も広島の地で頑張っています

<関連リンク>
●建設コンサルタンツ協会 中国支部若手の会 Instagram
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●建設コンサルタンツ協会 中国支部 HP
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株式会社福山コンサルタント
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