【#032 】受け入れるということ
私ががんステージ3を告げられた時も、私は肯定から入りました。
そうか、今までの悪玉がすべて癌になったんだと。
それなら悪い所は手術で摘出してしまおうと考えました。
そしてもし抗癌剤が必要の場合でも、以前は抗がん剤投与はしないと決めていました。手術後に抗癌剤投与を追加と言われても、その時はしないつもりでした。
しかし、思い改めて、抗がん剤で体を全てを浄化できると考えました。
これは考え方を変えたのではなく、自然に現われた結果でした。
私が幼い頃から一人前として扱われ、すべて両親から私を肯定されて育てられ、私の外来の肯定そのものなのです。
誰でも長所もあれば短所もある。
それを全て認めた人が自分そのものなのです。
それを受け入れてこそ、これからの人生、寿命にいのちを注ぐことができます。
癌になってからの私はむしろ以前より幸せです。
その以外は何もないです。
そしてその幸せを私の患者さん、家族、仲間に広げたいです。
これは私自身も幸せになりたいかだけです。