書きためた「厚底カーボンシューズ」関連記事をまとめてみた。
それは突然登場して、シューズの概念を変えました。
そうNIKE社「厚底のカーボン入シューズ」のことです。
「厚底カーボンシューズ」が登場するまで、レースシューズは「薄くて軽い」が主流。
ソールが厚いシューズは「初心者用」「ゆっくり走る用」という位置付けでしかありませんでした。
その後、各社試行錯誤しながらNIKE社を追随し製品を世の中に出してきました。
初期こそNIKE社の性能に敵わなかったものの、2022年にはその「一強」だった勢力図が変わりつつあります。
そして高価だった厚底カーボンシューズもセール品が出回るようになり、一時期より手に入りやすくなっています。
そのためでしょうか。
私が書きためてきた「厚底カーボンシューズ関連記事」の閲覧数も右肩上がりで増えています。
今回は「厚底カーボンシューズ関連記事」をまとめてみました。
気になる記事はぜひご覧ください。
■私が履いた厚底カーボンシューズ
今私がメインで使用しているのはアディダス アディオス プロ2(adidas adizero adios pro2)。
2022かすみがうらマラソンは失敗レースになりましたが、最低限の記録を出せたのはこのシューズのおかげです。
そしてこのアディダス アディオス プロ2(adidas adizero adios pro2の前に使っていたのがアシックス メタスピード エッジ(asice metaspeed edge)。
アシックス メタスピード エッジ(asice metaspeed edge) は感覚的にあっていたのですが、シューズの作りがややタイト。
つま先があたりロングをするたびに爪が死んでしまったので、泣く泣く短い距離用のシューズにしています。
ちなみに練習用シューズはアディダス アディゼロ ジャパン6(adidas adizero japan 6)を2足常備し履き回しています。
■厚底カーボンシューズで故障する!?
厚底カーボンシューズを履いて走ると、今までの薄底シューズとは違った疲れ方をした経験をお持ちのランナーもいると思います。
私も太もも裏の「ハムストリング」と言われる筋肉群を痛めることは薄底シューズ時代にはありませんでした。
使われる筋肉の比重が変わっているんですね。
そこでこんな記事を書きました。
股関節やハムストリングを故障する選手が増加したというインタビュー記事を紹介しました。
エリートランナーだけかと思いきや、私の周りでも同じような箇所を故障している市民ランナーも多いです。
今や「厚底カーボンシューズ」を履くランナー全員の問題になってきているのです。
そうなると、日頃のトレーニングも「厚底カーボンシューズ」を履くことでカラダにかかる負荷に耐えられるようにしなければなりません。
走ること以外にも筋トレ等も考えなければならなくなってくるでしょう。
■厚底カーボンシューズ時代のトレーニング
まず練習用シューズに関してはこちら。
練習に関して考え方は2つ。
「厚底カーボンシューズを履き続けて慣れ、シューズに対応できるカラダを作る」
「練習では薄底シューズを履き、強いカラダを作ることを優先する」
どちらの考え方を取るかで普段使うシューズは変わってくると思います。
ロードのレースにしか参加しない方は前者でもいいと思いますが、トラックレースへの参戦を考えている方は後者を選んだ方がいいでしょう。
日頃のトレーニングに関しては「短距離選手的な筋トレ」も取り入れる必要も出てきています。
高反発素材をソールに使っているため、筋肉への負担が増えているためです。
もちろん、筋トレだけでなく走ることも大事。
走る筋肉は走ることで形成されていくからです。
ただ、走る場所はロードだけではなくクロスカントリーなどの不整地も走るといいでしょう。
最近、エリートランナーが練習動画をSNSにアップしていますが、クロスカントリーコースを走っている練習動画が増えています。
合宿の様子などを撮影した動画では必ずと言っていいほどクロスカントリーコースでの走り込みの様子が出てきます。
市民ランナーも真似をしない手はありません。
クロスカントリーコースがあればいいですが、ない場合は「アスファルト舗装されていない道」を走ることで代用してみましょう。
■最後に
今回「厚底カーボンシューズを使いこなすためにどうするか」ということについてまとめました。
故障が増えてきた方や初めて厚底カーボンシューズを使う方は参考にしていただければ嬉しいです。
「短距離選手のような筋肉の使い方をする」ので筋力は必要、ということは覚えておきましょう。
また、基本に忠実なフォームで走らないとよりカラダに負荷がかかります。
「姿勢」「肩甲骨を使う」「骨盤を使う」ことにも注意することも必要です。
やること満載ですが、カラダができてしまえば「厚底カーボンシューズ」は大きな武器になります。
使いこなしてレースで満足のいく結果を出し続けられるようになりたいですね。