リハ職を目指す人へ。現役リハ職の人へ。

こんにちは、作業療法士研貴です。
今日はリハ職を目指す人へ、またリハ職で働いている人へ書きます。
リハ業界の質の向上を目的に書こうと思っています。

①需要があるからリハ職になりたい!

「少子高齢化で高齢者が増えて需要あるから」なんて思っている人は非常に危険だと思います。私も大学に入る前はこの考えでした。
こんな記事が出ています。

https://www.mhlw.go.jp/content/10801000/000499148.pdf

要約すると、近年リハ職めっちゃ増えてます。リハの学校めっちゃ増えてますが質が落ちてます。
といった内容です。「リハ職 飽和」なんて調べるとたくさん記事が出ています。
今一度「需要があるから」という志望理由を見てましょう。
需要、、、ありますか?
例えば、一時期タピオカのお店がめちゃくちゃ増えた結果今どうなっているでしょうか?
需要はあるかもしれませんが、供給が多すぎます。
なのではっきりここでいいます。
「需要があるから」という理由でリハ職を選ぶなら全くお勧めできません。
もっと需要のある職業はあると思いますよ。
また、「高齢化で需要高まるからこの業界は安心だね」なんて考えの現役の方もかなり危険です。あなたよりも有能な人がいたらあなたの席はなくなるでしょう。

②人の役に立つからなりたい!

「人の役に立つから」なんて理由も危険です。だってリハ職いっぱいいるもん。
例えば「コンビニがあったら便利だよね!」なんて理由でコンビニの横にコンビニ立てたらどうなるでしょうか?そのコンビニに「なんで横にたてたんや?」と思われて”迷惑”になっています。
飽和している業界に「人の役に立ちたい」という甘い気持ちで入ってくるのは「人の迷惑」になる場合が多いです。
もっと人の役に立つ仕事したらいいじゃないですか。

③人と関わる仕事がしたい!

「人と関わる仕事がしたい」なら接客業じゃダメですか?
あなたがこの業界に入ることでリハ職として就職できずに夢を諦めることになる人がいるかもしれない。
人の夢を奪うことがあなたのやりたい「人と関わる仕事」ですか?

④総評して

私の学生時代の経験から自己顕示欲の高い人、認められたい人が多くこの業界に来る印象を受けました。必要とされたい!役に立ちたい!人から直接感謝されたい!なんて考えです。
ちょっと厳しいことを言っちゃいましたが、私も学生時代はそんな感じでしたよ。
安心してくださいとはいいませんが、危機感は持って欲しいです。

⑤ではリハ職にどんな思いでなりますか?

危険ですという言い方なだけであって、間違いですとは言ってません。
・少子高齢化していくので、介護が必要な高齢者をいい意味で減らしたい!
・自分がリハ業界を切り拓いてリハ業界を引っ張って質を上げる!
・自分の個性を活かして障害のある方を楽しく健康に、生きやすくする!
こんな思いを持ってリハ業界の質をあげていけるとGoodですね!
これ以外にも自分はこんな思いでリハ業界に参入するぞ!こんな思いで取り組んでるよ!という意見あればコメント等で是非お聞かせください。

⑥勘違いしてた人

勘違いしてた人は2種類選べると思います。
1つはこの業界から去ること。
1つはこの業界の価値を再認識すること。
そして、最も危険なのは勘違いしたままこの業界にいることです。
勘違いしたままでは迷惑です。質が下がります。せっかく勉強してきたからとか、もったいないからなんて考えの方が勿体無いと思います。
人生の時間は限られているので、もっと有意義に過ごせるといいと思います。さっさと去るか、今一度この業界の価値、未来を見据えて、業界全体で協力して質を上げていきましょう!

⑦最後に

生意気なこと言いましたが、私もまだまだ5〜6年目?くらいのひよっこです。ですが、自己研鑽や専門知識をつけて、その知識をどう発揮していくか、そこから得られた知見をこの業界にどう持ち込むか。日々考えており、絶対この業界でBIGな人間になってやる!と思ってます。
私のように熱意のある人が私は大好きです。


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