スタジオコーストと踊ってばかりの国
新木場駅を降りるとスーツを着た仕事帰りの人が足早に駅に向かっている、その人の流れに逆らうように、この時期にしては少し寒そうな格好をした若者たちがライブハウスへと向かっている、スタジオコースト、僕はこの2ヶ月ほどで3回足を運んだ、どれも忘れられない素晴らしい体験をした大事な場所だが、1月いっぱいで無くなってしまう。
今では橋からの海の景色もおなじみの光景だったけど、新木場なんてここに来る以外に来ることは無いからもう見ることは無いのかもしれない
そんな僕のスタジオコーストのラストと2022年の初ライブは踊ってばかりの国だ、
2時間半の異次元空間と神秘的な体験はただひたすらに、頭の中で鳴り響き無心で僕を踊らせた、ゆらゆら体を揺らしているうちにどこか遠い宇宙に飛ばされているような感覚で、たまに体がふわっと重力が抜けるような、そんな感じだった
2回のアンコールを含めた27曲はこの場所と2022年に対する気持ちの現れだろうか、聞く人の分だけ歌う意味があるという言葉とロックンロールを続けてればまた会えるという下津さんの言葉、この場所は無くなってしまうし、昨日のライブのことなんてもうあんまり覚えてない、寂しい事だけどまた、踊ってばかりの国を聞く時、僕を遠いどこかへと連れていってくれるだろう。