おジャ魔女どれみを見る細田守の目に映る残酷さと誠実さ
作品には1番手前の1番わかりやすい部分にストーリーがある。その奥に作者が伝えたいメッセージがある。さらにその奥には作者の思想や無意識(日記のようなものだと言えば分かりやすいだろうか?)があると大島渚監督が生前に仰られていた。そういった見方をすると印象がガラッと変わる作品がある。細田守さんが演出した「おジャ魔女どれみドッカ〜ン!」の第40話「どれみと魔女をやめた魔女」もそんな作品の一つだ。
『冒頭、どれみは学校からの帰り道にある五叉路をいつも通り、当たり前のように左の道を進み